【梅澤】「もし点滴を半分に薄められたら・・・」水分補給を考えてみよう!!

こんにちは。

ユニークスタイルの梅澤です。

 

まだ5月ですが、本格的な夏を感じさせる

暑さがきました。

 

この夏はどうなるんやろうか?と心配に

なりますね。

 

最近練習に来るとき、子供たちの水筒が

小さいなと思うことがあります。

 

子供たちも少量ずつ飲んでいるようで、

見ているこちらとしては、

 

流れ出ている汗や運動量、熱に対して、

その水分量では大丈夫なのか?

 

少し心配になります。

 

コートに来る際、お子様への水分は少し

多めに持たせて
あげてくださいね。

 

また、タオルや帽子もお忘れなく!

 

この季節は本当に水分を多く摂取しますが、

練習時は極力、スポーツドリンクを飲んで

ほしいです。

 

今回は時期的や暑さ対策の1つとしてこの

水分補給についてご紹介したいと思います。

 

水分を取りたくなるときというのは、喉が

渇いているときですが、なぜ喉が渇くのでしょうか?

 

喉が渇くというのは、水分が足りていない

というシグナルです。

 

昔あるスポーツ飲料のCMでこういうCMが

ありました。

 

「体重の2%の水分が減ると、パフォーマンスが落ちる」

 

また体重の1%の水分が減ると体内では0.3℃の

体温上昇が
起こります。

 

体重の約3%の水分が失われると、運動能力や

体温調整
能力が低下すると一般的には言われて

います。

 

水分補給は我慢せずにちゃんと摂ることは大切

ですね。

 

水分を補給するといっても、水分=水(真水)

ではありません。

 

体から出ていった汗=「水+電解質」を取り

戻しましょう。

 

電解質は体内で神経の伝達や筋肉の収縮など、

体の中で
様々な役割を果たしてくれます。

 

水は体の中で体液として存在します。大人の

体で体重の約60%、子供では約70%が体液です。

 

体液の中には、電解質というミネラルが含まれて

おり、上記の働きをしてくれます。

 

ミネラルが不足していると、筋痙攣が起こりやすく

なります。

 

水分補給の際、水だけを飲んでいると、体の中の

体液がどん
どん薄まります。

 

水だけでは、体液の回復にはなりません。

 

試合中や練習中に、最初は調子もよく気持ちよく

プレーしていたのが、途中から動きや反応が悪く

なり、プレーが乱れたり、痙攣に見舞われたら

どうしますか?

 

当然ですが、こうなっては困りますよね?

 

選手にとって水分補給とは、飲むことだけが目的

ではなく、
パフォーマンスを維持する、落とさない

ことが目的です。

 

そのためにはやはりミネラルを含んだものを摂取

する必要があります。

 

さらに、糖分も含まれているとより良いです。

 

適度な塩分と糖分を含んだ水分の方が、より体

への吸収が
いいです。

 

スポーツドリンクはこうしたことを踏まえ、適度

な濃度に調整されています。

 

ただよくあるのが、スポーツドリンクは甘いから

水で半分薄れて飲むということについてですが、

 

スポーツドリンクを水で半分に薄めて飲むことは、

あまりオススメしません。

 

以前、日本体育協会主催の指導者講習会に参加

させていただいたことがあります。

 

そのとき水分補給の授業があったのですが、

その時の担当が大塚製薬さん(ポカリスエット)

でした。

 

その担当者さんが、「ポカリスエットを水で

薄めて飲むとどれほどの効果があると思いますか?

 

と質問を指導者方に投げかけていました。

 

そして、「分かりやすく言うと皆さんがしんどい時に、

薬の点滴を水で半分に薄めたものを用意されたらどう

思いますか?
」と話されていました。

 

そう言われると、ちょっと怖いですね笑。

 

甘すぎてどうしても薄める場合、半分に薄めたら塩を

1つまみ程度入れるなどの濃度の調整をされると良い

と思います。

 

水分補給も大切な健康管理の1つです。

 

この夏の暑さと上手に付き合い、よりテニスが上達

できるよう頑張りましょう!!

2018年5月16日12:00 | ■ 梅沢コーチ

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