【佐藤】不安になる理由について




from 佐藤


僕の答えは簡単で
「準備不足」だからだと思っています。


頑張って練習していても
アドバイス通り練習していても
当たり前のようにミスします。


そのミスをすることで不安になる人が
「準備不足」ってことです。


何が足りないかというと
不測の事態への対処法です。


不測の事態っていうのは
予測してなかった突然の出来事のことです。


その予測の幅を広げて
事前に準備することです。


例えばテストなんて
みんなやっているのでは?


あの問題出るかも・・・
もしかしたら引っかけ問題があるかも・・・
ここの内容を深堀してくるかも・・・
パターンを変えて来るかも・・・


そんなことを考えて
出来る限りの準備をするでしょ?


それが徹底出来た時
案外良い点数を取っているはず。


それを、、まぁこれくらいでいいか・・・


ってやった時ほど、
テストの点数悪いでしょ?


テニスでも同じです。


サーブが悪かったらどうするのか?
フォアが悪かったらどうするのか?
ボレーが悪かったらどうするのか?


っていう、答えを準備していないと
その場で考えないといけません。


よく「臨機応変に対応しよう」というけど
それが出来る人は準備周到です。


色んな事態をシミュレーションして
どう対応するかを事前準備します。


練習でも、試合でも、
どんどんプレーの質が下がる人は
「不測の事態」への回答を準備することです。


要するに、、、


練習はスキルアップする場でもあるが
不測の事態に対して準備する場でもある。


ってことです。


特に試合期になれば、
どれだけシミュレーションして


どんな状況になっても
立ち向かう準備が出来るかが大切です。


それに気付いて練習するようになると
練習の質がグッと上がります。


高校生ぐらいに気付くのが普通だと思いますが
それが出来る小学生、中学生がたまにいます。


学んだというより、気質や感性で
日常からそういう思考だと思います。


トランプや将棋やオセロなどのゲームをすると
その傾向が良くわかると思います。


同じ練習をしているのに
スキルも同じくらいなのに


結果に差が出てくるのは
こういった見えない部分があるからだと思います。


誰でも不安は感じます。


大切なのは
その不安に対しての対処法です。


圧倒的なスキルで乗り越えても
またすぐに壁にぶち当たります。


不安に対して向き合って
解決策を自分で作っていくことです。


それを続けているうちに
気付けば高いスキルが身に付き
本番に強い選手に成長するはずです。


 
2022年3月26日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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