【ちびっこ合宿】本日ちびっこ合宿1日目 ツイッターで生中継
2014年8月28日
この合宿の合言葉は「ちょっとだけ・・・」
FROM 佐藤 卓也
合宿という慣れない環境の中で「頑張れ!!」「我慢しろ!!」というのは、
子供達には窮屈になりやすく、嫌いになってしまうキッカケにもなります。
なので、「チビッ子合宿」では、いつもの練習よりは
「ちょっとだけ頑張る」「ちょっとだけ我慢する」「ちょっとだけ厳しくする」を
経験する2日間を過ごしてもらう合宿になります。
このスタンスだからこそ、参加した子供たちは充実した2日間を過ごせるのだと思います。
何度も紹介していますが、錦織選手は小学生時代にはすでに日本トップジュニアでした。
もし、そのまま日本に留まっていれば、日本のトップ選手にはなっていると思いますが、
今のポジションでない可能性が高いです。
なぜなら、自分より強い相手がいない環境が当たり前になると、
それ以上の努力をしなくなるからです。
ですが、13歳から海外に身を置き、世界のトップ選手が集まる環境にいることで、
今まで以上の努力を続けなければならない状況を知り、
それにチャレンジした結果、才能が開花したと思います。
極端な例になりましたが、いきなり13歳の少年が行っても無理だったでしょう。
錦織選手も何回も合宿や海外遠征を経験してから移住しています。
こうした小さな経験の積み重ねにより、環境の変化に順応できるようになるのです。
ユニーク内のジュニアにも、去年の夏に初めて「チビッ子合宿」を経験したジュニアから、
春の県大会を勝ち上がり関西大会に出場したジュニアもいます。
彼ら彼女たちは技術的な成長より、
「礼儀」「あいさつ」「マナー」の成長が大きいと考えています。
それはちょっとだけ頑張ったり厳しかったりを経験したことで、
それを乗り越えた後に自分の成長に気付いたことが要因だと思います。
なので、自らを律して強くなることを選択できるようになったのでしょう。
要するに、合宿とは「環境の変化」を経験することで、
自分の中に作り上げた「常識」をリセットして、
新たな常識を作り上げる「気付き」を獲られるキッカケの場になります。
テニスの技術的な向上は、この1泊2日の短い合宿では難しいかと思います。
ですが、いつもと違う環境の中、いつもと違う雰囲気を感じることで、
集中力が増していたように感じました。
普段なら遊び半分になってしまうところも、「いつもと違う」ということで緊張感を持って、
基本練習を真面目に取り組んでいました。
その成果もあり、合宿参加者の多くがステップアップをして、
よりテニスを真剣に取り組むようになったと思います。
私たちは常に小さな「キッカケ」を作り、子供たちが飽きない環境を提供することを心掛けています。
そこで、いつも「楽しむ」ことを目的にしている普段の練習では、
アカデミークラスのような厳しさを抑えています。
ただし、この合宿では厳しい練習の中で反復練習を行い
「技術が身に付つく」⇒「テニスの面白さを知る」という部分を経験することを目的としています。
ちょっとした強化を経験し、上達する楽しさを知ってほしいと考え
「少しだけの強化」を目的にちょっとだけ厳しい練習も取組みます。
また、合宿後にはユニーク内大会を開催する予定です。
技術的な変化も少しはあると思いますが、僕たちはその試合に賭ける想いに期待しています。
想いが強くなるのは「費やした時間」の分です。
2日間テニスに費やし、子供たちがその想いを
プレイで表現しているところを観てあげてほしいと思います。
@teamuniqstyle からのツイート
2014年8月28日08:31 | 大会イベント