【佐藤】スポーツは「自分の期待を裏切る結果」から多くを学ぶ。
from 佐藤
ジュニアたちの中で全日本テニス選手権が
開催されているのを知っている子はいるのだろうか?
今年から出場枠が減り、
優勝賞金額が倍額になったのを知っているのか?
一昔前では、WC(ワイルドカード)で出場した
学生チャンピオンや全日本ジュニアチャンピオンが勝つことはなかった。
だが、今回の全日本では、
・学生チャンピオンがベスト4に残る。
・ジュニア選手が第二シードを倒し、ベスト4に残る。
・ 高校生ダブルスチャンピオンが第一シードを倒す。
女子でも、ベスト4に残った選手は
まだ、全日本では優勝経験がない若手ばかりです。
ここに残っている全員がジュニア時代から
トップ選手として活躍してきた選手たちです。
ここで勘違いしてほしくないのは
強いだけの選手が残っているのではありません。
勘違いしやすい人の中には、彼らを特別視し、
「特別な存在」「運動能力が高い」「英才教育を受けている」と考えます。
たしかに人並み以上の能力を持っていると思いますが、
それだけであればもっと多くの才能ある選手が活躍しています。
ですが、そうした才能ある選手たちがいないのは何故か?
簡単に言えば、「辞めた」のです。
この大会に出場している人、もっと上のレベルで戦う人、
そうした人たちには個人の能力以外に共通した力を持っています。
それが「継続力」です。
僕はそれが特別な力だと考えています。
何故なら、長く続けることで積み重なれるのは
「自分の期待を裏切る結果」がほとんどだからです。
・優勝を目指したけど、ベスト4だった・・・
・勝つことを目指したけど、接戦で負けた・・・
・予選を勝ち上がることを目指したけど、予選の一回戦で負けた・・・
その「自分の期待裏切る結果」に対して強くならなければなりません。
スポーツを通じて何を一番多く経験するかというと
「敗ける」という経験が一番多いのではないでしょうか?
もしくは、「敗ける」という経験が
長い間、心に残るのではないでしょうか?
この経験をどう乗り越え、以降の結果を変えるために
どんな対策を練るかを考えることがスポーツから学べることの一つです。
自分が目指した結果を手にするのは
何回もチャレンジしなければ手に入れることができません。
こうした経験を繰り返すことでスポーツマンとして成長し、
その「心得」が人として強くなると信じています。
その想いを強くしてほしくて
ユニークスタイルでは「試合に勝つ」を目標としています。
なので試合に負け続ける人は、自分に合った答えを見つけてない、
もしくは、探していない人ではないでしょうか?
試合で勝てる人は、今の自分に合った答えを見つけた、
もしくは、常に模索している人ではないでしょうか?
「試合に勝つ」ことを目指すことで、
「敗ける」という経験が重く感じるはずです。
ですが、その「自分の期待裏切る結果」に対して強くなることで
一歩ずつ「自分が求める結果」に近づくのだと思います。
その結果掴んだ「勝利」に価値がある。
僕たちはそう信じて、「試合に勝つ」ことに拘り、
「続ける力」の大切さを伝えています。