【梅澤】学び多き練習試合でした。

梅澤康雄ユニークスタイルの梅澤です。

今月末から始まる県ジュニアに出場するチャレンジャー選抜と
強化クラスのジュニア達を対象に、江坂テニスセンターへ練習
試合に行ってきました。

まずは、大事な練習時間の中でユニークジュニアの練習試合を
快く受けてくださった江坂テニスセンターのコーチ方、ジュニ
ア選手の皆さんには大変感謝しております。
また、当日は貴重な休日の中会場までの送り迎えをしてくださっ
たユニークジュニアの保護者の皆様、本当に有り難うございました。

今回の練習試合で僕がユニークの子供たちに気にしていたのは、
「慣れない環境の中でどれだけ自分の力を出せるか?」です。

会場は、ハードコートで風も強く、周りにはたくさん人もいる
といった普段の練習とは違う雰囲気や気持ちの中でプレーに集中
しなくてはいけない状況でした。

実際に試合を行った子供に話しを聞いてみると、「何かボールが
めっちゃ高く弾む」や「コートが違うから足がよく止まる」、「
風でかな?ボールが曲がる感じがする」など、あきらかに普段の
練習環境との違いを子供たち自身が感じていました。

これは、この場でお子さんのプレーを見ておられた保護者の方々も
お子さんの表情を観ていて感じられたことだと思います。

僕は子供たちにいきなりアドバイスをせず、まずは子供自身がこの
慣れない状況を子供なりにどれだけ分析したか?を聞き出していま
した。

例えば、「コーチ、ボールが高く弾むから打ちにくい~」
「なんで高く弾むんかな?」
「え~っと・・・なんかコートが硬いから?」
「せやな~。ハードコートは人工芝のコートより硬いなぁ。
ほな、硬いとボールってどうなるん?」
「高くビヨーンと弾むと思うで」
「その高く弾むって感じた場所ってどこらへんに立っているとき?」
「どこって・・・いつも通り後ろの白い線に立っていて・・・あっ!!」
「おっ!?気付いた?いつもの場所に立っていて高くて打ちにくい
と感じるのであれば・・・?」
「もう少し後ろに下がる!そしたらボールが打ちやすくなる!!」

というようなやり取りをしていました。そこから少し付け加えていき、
より頭の中のプレーが明確になるようにアドバイスをしました。

ユニークのほとんどの子供たちは、「上手くいかない」という状況の中
から、「どうやったら良いのか?」を自分なりにプレーしながら考えて
対応しようと必死になっているように僕には見えました。

それが子供によって色々でした。

・声を出す ・ガッツポーズをする ・ポイント間に素振りをしてチェックする ・足を細かく動かす ・高い球を打って、相手に速い球を打ちにくくする ・ネットプレーに出て、相手にプレッシャーを掛ける
など、「今の自分の中で出来ること」を一生懸命コートの上で表現して
いました。

ここでのポイントは、環境が変わったことにより「打ち方」の考え方 ではなく、「戦い方」の考えにシフト出来たことだと思います。
テニスは、プロであっても子供であっても、コートではいつも一人。
そこで起きること全てに対応と対処を求められます。それはこういった
練習試合の中で、学んだり、気付いたりする体験をすること、経験を積む
ことで、自分のプレーに集中でき「相手に勝つには?」という部分に全力を
注げるのだと思います。

県ジュニアに出場するみんな!負けることは悪いことではありません。大事
なことは、「負けから何を学び、その学びをどう活かせるか?」ということです。

県ジュニア前に、練習試合という素晴らしい時間を過ごすことができましたね!
本番まで時間がありませんが、出来る限りのことはやれるよう頑張ろう!!
2015年7月18日13:00 | 未分類

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