【梅澤】ご褒美の基準は何で決めていますか?

こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。

この前、
子どものご褒美について

保護者と話す機会がありました。

子どもがおられるお父さん、
お母さんにはよくあるある
だと思いますが。

皆さんは、
子どもへのご褒美。

このご褒美は
何を基準に与えていますか?
 
テニスといったスポーツに
限らず、

学校のテストの結果、
運動会など、

何か特別なことがあった
ときに、

ついつい
ご褒美をあげたくなり、
与えてしまう。

または
欲しいものを買ってあげる。

子どもを教育していく、
しつけの上では、

あまりよくないかな?
と感じながらも買ってあげる。

僕は、
ご褒美を上げることに
関しては良いと思うのですが、

それが
結果を基準にしている場合、
ここは少し気になりますね。

なぜなら、

ご褒美は結果で左右されるのか?
というところです。

例えば、
「テストの結果が良かったから、
○○かってあげる」。

「試合負けたから、
○○は買えないけど、
ガチャガチャやったらえぇよ」。

結果でご褒美が変わったり、
もしくは内容が変わる。

こういった結果での変動に、
子どもはどう感じるのか?

恐らく、

「結果が評価になる」
と感じるでしょう。

これを少し会話調に
イメージしてみると、

「○○(子供の名前)、
試合で勝ってくれて
お父さんは嬉しいでぇ!」

と言うでしょう。
すると子どもは、

「そっか。お父さんは、
自分が試合で勝つと
喜んでくれるんだ」。

そう感じるでしょう。

こういったことを
繰り返していくうちに、

「自分が試合で勝たないと、
お父さんは喜んでも、
嬉しくもないんだ」。

しかも、
試合はいつも勝つわけでも、

ましてや
勝ち続けられるもんでも
ありません。

負けが多くなってきたり、
負け続けると親の嬉しい
という言葉が聞けない。

笑顔が
なかなか見れない状況になり、

大会に出て試合しても

結果が出ないことで、
 
「自分は評価されていない」
とよくない思考や理解に
つながりかねません。
 
こうならないためにも、
結果での評価ではなく、

「目の前の試合に
一生懸命だったか」

「大会(テストも含め)まで、
全力で取り組んできたか」

「ベストを尽くしたのか」

こういった

行動や過程に対しての評価
してあげることが、

子どもを
伸ばすことにつながります。

ご褒美や何かを
買え与えてあげる場合、

子どもに対して、
「何にご褒美が与えられたのか」。

これが理解できるやり方だと、

自分の評価は
何でされているかを理解します。

確かに、
試合に勝ったり、

テストの結果が良かった、
目標をクリアした。

それらは
本人も親も嬉しいものです。

ですが、
先程にもありましたが、

毎回そういった
結果ばかりではありません。

スポーツも勉強も
たいがいは壁にぶつかり、

そして試行錯誤しながら
越えていきます。

その多き壁の前で、
結果でしか前が見えないと、

「自分はなんてダメなんだ」、
「自分なんて価値がない」

というような
間違った受け取り方を
してしまうかもしれません。

少し話が大きくなりましたが、

親としては、
子どもの一生懸命頑張った

この部分や過程を
評価してあげてほしいですね。

例え試合で負けとしても、

テストの結果が
悪かったとしても、

「一生懸命頑張ったことが
嬉しい」

「また次に向けて
やれることをやろう」

そんな言葉で子どもに
話しかけてあげるだけで、

「自分が頑張ろうと
すること、

頑張っていることが
嬉しいんだ」
と受け止めます。

一生懸命に取り組むこと、

ベストを
尽くすことへの価値を

子ども自身が見出せると、
頑張れるようになります。

そうなってくれば、

ご褒美に左右されるのではなく、
 
自身で目標へのプロセスを
大切にでき、
 
自ら努力しようとするように
成長していくでしょう。
 
親が子どもを
サポートしていくのは、
 
子どもの一生懸命だと思います。
2022年3月22日12:00 | ■ 梅沢コーチ

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