●子供の成長するチャンスを奪ってしまいたくはない。

ユニークスタイルの佐藤です。
佐藤卓也_顔写真 前回、エントリークラスやチャレンジャークラスに期待してること。
またクラスの昇格についての僕の考え方を話しました。
今日はその続きである「主体性」についてです。
前回のクリスマスジュニアの大会の後から、クラスの昇格や回数を増やすなどのジュニアが
多くなってきました。
そこでエントリークラスやチャレンジャークラスの子供たちにもお父さん、お母さんにも
もう一度主体性について、話したいと思います。
まずはホームページに書いてある内容を読み返してもらいたいと思います。
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私たちは選手が主役になるためには『主体性』が必要だと考えています。
『主体性』とは、自らの意志と判断で積極的に目標に向かって進める能力と考えています。
似たような言葉に「自主性」というのがあります。
自主性は「他人の力を借りずに自分一人でやる」ことです。
これも大事な能力のですが、すべての事を自分一人でやるには限界があります。
それよりも仲間と上手く調和し、その中でも自分の想いや目標を達成するため、
自らの意志と判断で行動する能力を大切していきたいと考えています。
つまり主体性とは、集団・組織の中で自らの判断で
みんなを引っ張る行動ができるリーダー的な立場にある時もあれば、
仲間を支えられる思いやりのある行動ができる人になることです。
自分自身だけに責任を持つだけでなく、
自分の行動が集団・組織の行動だと考え、
責任を持って行動できることが主体性のある行動でしょう。
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このように「主体性」を大事にしていますし
主体性から生まれる個性の集まりが、チームであると考えています。
ユニークスタイルの練習はエントリーからアカデミーまで
ウォーミングアップは自分たちで覚えている範囲で取り組み
練習では自分たちでの球出しやラリーを多く取り入れるように意識しています。
だから体験に来る子は、突然子供たちが自分たちで
練習を始める姿をみて、驚かれる大人も保護者の方も多いです。
ですが、僕としては、出来るだけ大人の思惑で
固めてしまわないように。また余計な声をかけて
「子供が自らやろうとするチャンスを潰したくもない」
と思っています。
出来るだけ子供の空気、子供の雰囲気
子供の判断、子供の失敗を優先させたいと思っています。
そして僕は全体を観ることで一人一人の立場を確認し
その子に合った指導や声掛けを心掛けています。
もしかしたら、練習を見学している保護者のみなさんの中には
不安もしくは不満があるのかもしれません。
なぜならまだまだユニークスタイルは
最高の環境ではないからだと思います。
ですが、僕はそれでいいと思っています。
大人は「子供に最高の環境」を用意しようとするけれど
それが返って子供たちの能力を低下させている場合もあります。
そういった子は自分の意志が弱いため、
「本番や逆境に弱い」という特徴があります。
不安・不満・危険など、自分にとってストレスになる部分を
大人に頼り、排除してもらうのではなく
それを受け入れ、乗り越える力を身に付ける。
そういった積み重ねが
「不安定の中の安定」が人を強くさせると考えています。
それを学ぶためにスポーツがあるのだと考えています。
僕がやらなければならないことは
子供たちに「主体性」を理解してもらうことです。
そこが僕の力の見せ所でもあり、
この限られた環境の中で工夫するのが僕の仕事でもあります。
そしてそれを求め続けていくことが
ユニークスタイルの進化でありたいと思っています。
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