●錦織圭のボールが遅い理由とは?

今日、大雨暴風で練習できないね。。
ユニークスタイルの丸谷です。
丸谷_顔写真 さて、昨日は強化練習会が終わり、そのまま会議やらなんてで、ブログが更新できませんでした。
強化練習会の続きです。
昼ごはん前に、ナダルや錦織の映像をみて、自分のテニスとの比較を行いました。
チェックポイントとしては、U12の頃の錦織が売っているボールのスピードと
この強化練習に来ている子供たちの打っているボールのスピードは変わらないということです。
もしかして錦織のほうが「遅い」ボールを多用しているとも見えました。
つまり遅いボールを効果的に組み入れたり、自分がどのポジションで、どういったボールを相手に打たせて
「何のショットでポイントを取るのか?」という能力が非常に長けている事を証明します。
実際に小学6年生の試合から、今のプレイと変わらず、「フォア」をよく多く打てる展開と戦術を行っています。
クロスに角度をつけてフォアハンドで打てるスペースを確保したり…
センターにロブを打ってポジションを優位にもってきたり…
ダウンザラインに意図的にスローボールを打って時間を作ったり…
よく言われる
「何が何でも全部打ってこい!」
という「意図がない」練習ではないのです。
よくある勝てないジュニアが仕上がる例としては、「とにかく全部打て!」というアドバイスを元に行っている例。
もちろん意図とその段階によって異なりますが「全部打て!」は選手にとって楽なのです。
そして残念ながら実戦では結果が出にくいのです。
その理由は「考えない」からです。コーチのアドバイスや親のアドバイスに依存します。
「打てばいいんでしょ?」
・・
「打つこと」これはテニスにおいて1つのポイントをとるための手段であって、目的ではありません。
目的は「ポイントをもぎとる」ことです。
そのために「スピードボールを打つこと」があります。
ただし、「いつ、どこに、どこから、相手にどんな体勢で打たせたいのか?」などの意思決定があります。
これがなく、「ただ打ちこみ」をする選手は常にミスが量産するリスクを抱えていることになります。
なぜ、錦織選手が小学6年生でスローボールを織り交ぜる選択をしているのか? なぜ、フォアのロングクロスに思いっきり振られた後に、
次のバック側に打たれたボールを、彼は得意なフォアハンドで打てるのか?
そこに「とにかく強気で全部打て。振り抜け!」という指導法の重大な欠点が隠されているでしょう。 続きをまた書きますね。
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ユニークスタイルアカデミートライアウト募集0325
11:09 | 丸谷コーチ |

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