●錦織vsカルロビッチからジュニアが学ぶもの

セブンイレブンおにぎり100円。肉巻きおにぎりがおいしい。ユニークスタイルの丸谷です。
丸谷_顔写真 昨日、関西テニス協会主催の指導者講習会にうっちーコーチと参加してきました。
テーマは:ゴールデンエイジ期の体力づくりについて
14歳以下のジュニアに必要なスキルと戦術について
簡単にいうと、14歳以下で今何するべきか?といのがテーマ。
これについてのレポートは、チーム内掲示板でPDFにしてまとめておきました。
このブログでも紹介していきますが、今日は別のネタで。
指導者講習会の横で、都道府県代表型のU12関西強化練習
が行われていました。
うちの選手も参加してたので、少しだけのぞいて見ると…
「あらま~。」
何が「あらま~やねん!」とツッコマレそうですが
最近「関西の低年齢がレベルが低い」と言われている理由がよくわかります。
そう感じた理由はいくつかありますが、物凄くわかりやすい例をあげれば
「身体のサイズが小さい」ということ。
これは「身長が(身体)大きな選手が試合を優位に運べていない」
ことになります。少し思い出してみましょう。
デビスカップクロアチア戦。
錦織選手とカルロビッチ選手。ランキングで大きく上回る錦織選手は
カルロビッチ選手の「身長を生かしたプレイ」に負けました。
その時誰もが、「仕方がない」と思いました。
そう思えるくらいの「テクニックではどうしようもない差」を感じました。
身長200センチの人と180センチの人が「パワー比べ」
をすると、ほとんどの確率で身長200cmの人が勝ちます。
それと同じように、身長160センチのジュニアと140センチのジュニアでは
体格が違うので「パワー」は格段に違うのです。
パワーだけではありません、筋力の差異によって
スピードも持久力も違います。
U12においては「身体のサイズ」は大きなアドバンテージなるはずなのです。 にも関わらず、体格のいい選手が必ずしも有利に試合を運べているわけでもなく、
また身体の小さな選手も20センチ以上大きな選手相手に、打ち合いを挑み
大きく振り遅れて、ボールがサイドアウトしている現実があります。
誤解のないように伝えますが
「身体の大小で優劣が決まる」と言っている訳ではありません。
体格に応じた戦い方を意識出来るほど、競り合うレベルやライバルが不在であることの裏返しであり
それは、予選を勝ち上がる際に「レベルが拮抗していない」ということの証明なのです。
その結果何が言えるのかというと、
「底辺が育っていない現実」だと思いました。
勝つ子は勝ち続ける。
でもそれがひっくり返らない。
トップの選手は「追われる怖さ」を感じず、悠々とプレイして
ベスト8以上の選手は「勝てる気がしない」という諦めモードが漂う。
もしかしたら地方の大会はこんな状況なのかもしれません。
う~ん、なかなか厳しい状況。
特に地方にとっては育成機関も少なく、通える場所も限られている。
当然同じレベル同士が同じカテゴリーにいるわけでもなく
レベルにバラつきがある中での練習となる。
やれ奈良県だ、県ジュニだ、とクラブ間で競い合っていても
所詮は関西で勝てない。もっというと、全国の舞台で関西の選手が活躍できていない。
地方には地方ならではの「強化システム」を作り
お互いのクラブが欠点を補えるような環境を作れれば、そりゃ素晴らしい
「奈良県独自の育成システム」となるに違いない。
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