【佐藤】トップ合宿総評~各クラス別~

from 佐藤



先日、文彩・将吾に言われた
「優し過ぎませんか?」については
最後にお伝えします。



その前に、今回は各クラスの
総括をお伝えします。



【アカデミー】


僕はみんなのミスが多い原因がスキルでなはく、判断力だと考えています。なので、この合宿で重視したのはヒッティングです。黒田コーチ、文彩、将吾とたくさん打ち合って、ショットの威力だけにこだわらないで、深さ・タイミングなどの変化が多いこと、無理が少ないショットセレクトをしていることを感じれたと思います。みんなに必要なのは「選択を間違えないこと」です。県ジュニアまでではなく、これからずっと、【状況判断・ショットセレクト・相手の観察】を続けてください。きっと、集中力が高く気持ちが切れないプレーができると信じています。



【チャレンジャー選抜】


このクラスに求めたのは「練習通りに試合が出来るようになること」です。みんなは練習ではとても良いプレーをしますが、本番ではその姿が薄れてしまいます。今回の合宿では、ミスに対しての意識を高めつつ練習を行い、【方向・高さ・深さ・スピード・回転】のコントロールが上達して、いつも以上に良い姿勢で練習が出来ていて、そのまま試合に挑めば自分の力を出し切れると感じました。



【チャレンジャー強化】


今回の合宿で一番驚いたのがチャレンジャー強化のみんなです。本当に「この2日間で1か月分の成長」をしたと感じています。合宿にはその可能性を秘めた力があります。いつもと違う環境、みんなの雰囲気、練習量が大きな刺激になって、やる気を高めてくれます。あとはその気持ちを忘れずに練習を頑張ることです。この2日間を大切にしてほしいので、大会まではたくさん練習に参加してください。



【佐藤より、みんなへ】


この2日間、担当したコーチ陣がみんなを引き上げてくれたと思います。僕の今後の役目は忘れさせないことです。この2日間の練習で得たことを普段の練習でも常に意識して行って試合で良いパフォーマンスを出せる準備をすることが僕の役目になります。その分、ちょっとだけ厳しくなるかもしれないけど、練習に来た時には覚悟してください。



あと、弱気な発言、姿勢は厳しくします。みんな、乗り越えようと頑張っているのに、自分だけ諦める姿勢は、周りの選手たちに失礼だからです。どうしても自分をコントロールできない時は、コーチに歩み寄ってください。



【文彩・将吾の「優し過ぎませんか?」について】


二人が参加していたころの合宿は、練習はもちろん生活面をめちゃくちゃ厳しくしていました。



その1:食事は絶対残さない。時間内に食べる。


量が食べられなければ、すぐにエネルギー切れになり、練習でも試合でも力を発揮できません。なので、ご飯のおかわりは必ず3杯することまで指示していました。また、集団で行動する時には自分のペースではなく、周りのペースに合わせることも必要になります。なので、時間内に食事ができない人は練習に参加させなかったこともありました。



その2:時間は絶対に守る


集団生活の中では絶対に必要になります。「ちょっとだけならいいじゃん」と考える人ほど、ミスが多くなります。また、起床時間や集合時間以上に早くなる時も厳しく指導していました。それは周りに迷惑をかけるからです。まだ寝たい人もいるだろうし、早く集まり過ぎても周りの人に迷惑をかける場合があります。時間に対して自分の行動を考えることを厳しくしていました。



その3:荷物の整理整頓


これが出来ない人は忘れ物や凡ミスが多くあります。過去にはシューズを忘れて練習に参加させなかったり、ガットが全部切れて練習が出来なかったりした選手もいます。また、部屋で荷物が散乱している人は、廊下に荷物を全部出して整理させてました。同部屋になった人への配慮が足りないからです。



この3つを徹底していました。その理由はシンプルで、強くなっていく選手はこの3つが当たり前に出来ていることを見てきたからです。



それを名古屋で指導していた文彩たちは、全部やっていたので合宿は本当に大変だったと思います。少人数のチームでしたが、文彩を含めて選手として強くなり成果を出したと思います。



ユニーク開校当初の将吾たちは、少し緩くしたつもりでしたが、ショックで逃げ出した子もいました。それでも、その厳しさが当たり前になってきたメンバーは成績を上げてきたと思います。



僕は、合宿の練習は厳しくて手当たり前。選手として成長するキッカケは生活面の改善と考え、生活面を唯一指導できるチャンスだと考えて合宿を行ってきました。その意識が異常に高かったと思います。



普段の生活面がダメっていうわけではありません。強くなる選手と比べると足りないってことです。それをよく勘違いされてました。そこが親と指導者の視点が違うところだと思います。今のユニークスタイルでは、その理解を得ながら行っていくことを大切にしています。その積み重ねが十分に出来た時、きっとみんなは成長していると思います。


2018年3月17日15:23 | ■ 佐藤コーチ

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