■失敗する(負ける)と分かっていて、挑戦した奴ら

小浜の伊勢屋さんの「くずまんじゅう」が食べたい。ユニークスタイルの丸谷です。
丸谷_顔写真 先日、奈良県夏季ジュニア13歳男子のサポートに行きました。
そこでチャレンジャー強化の子供たちが

すんげーカッコ良かった!

と思った理由を説明します。なぜ、彼らがカッコ良かった、かと言えば
「失敗する(負ける)と分かっていて、挑戦した」 ということではないかと思います。
「負けるとわかっている。」
だから自分のやってきたことを出しきろう。
どこまで通じるか、やってみよう。
今回県ジュニアに挑戦した子供たちにはそんな覚悟があったのか
コートでは、堂々としていました。
サーブはぽよよん。
シード選手の爆裂サービスをよける。
ダブルフォルトだけでゲームを落とす。
ボコボコに負けているのにネットプレイで決めたがる。
・・
傍から見れば、カッコ悪いと思われる場面ですが
彼らは必死でやっていて、また堂々としているので
それがカッコ悪くないのです。逆に

なんか、カッチョイイーじゃん。

と思えてくるのです。
もしかして、見守っていたお母さんたちもそう思われたかもしれません。
テニス歴が1年ちょいで、ついこないだルールを覚えた
子供たちが、ちょっと強化に入って、ほんの少し
「強化っぽいこと」をやってみた。
保護者も、まさか我が子が週4もテニスをするなんて思ってもみなく
県大会で勝利するなんて、想像すらしておらず…
中学入ったらどうするのかも決めれず、ただなんとなく
勢いでここまで来た… という方がほとんどだと思います。
半信半疑で「チャレンジャー強化」をやってみたけど
送り迎えも大変で、お金もかかるし、兄弟もいるし、ああっどうしよ…
私、テニスなんかほとんど知らんし
勉強もさせなアカンし…  ああっどうしよ…
と思っていながらの県大会。
でも、あんな堂々とした姿をみれたら
ちょっと、報われませんか?
「失敗する(負ける)と分かっていながらもやりきろうとすること」 これをこの3カ月で取り組み、そして案の定
ボコボコに、堂々とさわやかに負けた。
なんだかそこにアカデミー内の試合から
県ジュニアに挑戦までのドラマを感じました。
次は、10月の秋季ジュニアです。
ユニークスタイルの第2弾の強化見込ちびっこが
この秋の大会で新しくデビューすることになるでしょう。
下手ッぴなユニークがうじゃうじゃ。
どさくさに紛れこんで出ちゃう(笑)
それでいいと思います。
そしてこの秋はユニークスタイルの強化育成が再編成されます。
次のステージに突入します。 その構想はまた、佐藤コーチから。
追伸
今回、僕がサポートにいった中で
上手くプレイ出来なかった、納得のいく負けが出来なかった人がいます。
彼が得たかった褒美とは違う種類の
「失敗や後悔」を神様がプレゼントしました。
同じ世代が目を出しつつある中、なぜ彼はまた「失敗」
を与えられたかというと、僕は期待が持てる選手だからだと考えています。
神様が、それに耐えることができる器であり
失敗と向き合って、またここから走り出すことが出来る
選手だからこそ、もう少しご褒美を先送りにしたのだと思います。
今の彼のカテゴリーは、変化が大きいカテゴリーです。
大器晩成型と早熟型が入り混じっていて、その2つのうねりが
今後1年でガッチリと混ざり合うと思います。
その中から2年後のトップ選手の顔ぶれが決まります。
だからこそチャンスがある半面、これからの取り組み方次第で
道は変わってくると思います!
ユニークスタイル夏のジュニア大会
合宿2012夏 合宿エントリー2012
2013年8月7日09:24 | 選手育成日記

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