【合宿】選手としての自覚を深めました。

simo

ユニークスタイルの下です。

県ジュニアに向けての春の強化合宿が、
終わりました。

僕は、チャレンジャー強化を主に担当
させて頂きました。

この合宿で学んでほしかったこと。
確認したかったことは、

「選手としての行動。意識。練習への姿勢。  試合での考え方。」
そのために普段以上に、「プッシュ」しました。
プッシュするとは、追いこんだということです。 厳しいメニューもしましたし、僕がいつもよりも 子供達に対して、要求しました。子供達は選手だと いう認識をし、選手として接しました。
その要求に対して、選手として応えようと
してくれていたと感じています。

練習中に気になった所は、練習を止めて確認しました。

普段の練習よりも細かいところを確認できる。一人一人に
伝えることが合宿ではできます。

練習時間もコート面数もスタッフも多いからです。

その細かな確認をすることで、子供達の理解が深まり、 記憶に残りやすいと考えています。
1日目は、オンコートで技術の確認。ゲーム中に とる行動、考え方。を伝えました。
フットワークの確認。オムニコートでは、スライディングという
技術が必須です。普段オムニコートでの練習が少ない
子供達にとっては、習得しにくい技術ですが、伝えることで
知識にはなりますし、意識することにつながります。

球出し練習やラリー練習、ポイント練習の際にも随時
それを使ったり、意識しているシーンが見られました。

これを習得していくと、コートカバーリングの向上に繋がります。
要するに、ディフェンス能力の向上に繋がり、ラリーが
たくさん繋がるようになります。

そうなることで、ポイントがとれる確率が上がります。
それは、試合の勝敗に直結します。

技術の確認はストロークとサーブに重点を置きました。
試合後の反省で「ダブルフォルトが多かった」をよく聞きます。

そこで、5回連続入るサーブをテーマに行いました。

それをするためには、フォームの改善ではなく、 スイングスピードの調整と軌道が重要であると 伝えました。
県ジュニアで勝つことを目的に、この合宿を実施
しているので、フォームの改善よりも今のフォームで
いかに入れるかを伝えた方が、効果があると判断したからです。

5回連続はほとんどの選手がクリアーでき、的を狙うと
いったコントロール力も出てきていました。

ストロークについては、前後にいかに動けるかを 重点的に行いました。
ポイントを落とす多くのケースが、自分のミスになります。

相手のナイスショットでエースを取られることは
仕方のないことです。そんな場合は、素直に相手を
認めればよいのです。

エースは、左右に動いて取られるケースが多いです。
ミスは、以外にも前後に動けないことで起こるケースが
多いです。

相手のミスショットを前に早く動けないために、
ミスしたケースを幾度となく見ます。

相手の山なりのボールに対して、早く下がることが
できなかった結果、打点が悪く返球が浅くなったり、
ミスするといった場面もたくさん見てきました。

これらを回避するためには、ヒントを伝えそれを
何度も繰り返し打ち、体で覚えるしかありません。

しっかり動いて打つという意識付けが、 できたと感じています。
元気を出してプレーすることの大切さも
同時に伝えていきました。

強制的に声を出すために、前の人の数を
大きな声で数えるということもしました。

普段、声を出して練習する習慣がないのですが、
声をだして練習することでの、雰囲気の違いや
苦しいことも乗り越えていくための一つの
方法であるということも分かってくれたと思います。

合宿中は、みんなしているのでそれにつられて
している選手も多かったように思います。

普段の練習でも、元気を出してやっていって ほしいです。変化できるのだから、元に 戻らない事を期待しています。
ポイント練習では、ポイントの取り方ではなく、 勝負を諦めない。勝つ術を考える。を伝えました。
時間制限でのポイント。何点先取といった形で
行いました。

終盤になってくると、もう勝てへん。こんなん
絶対にムリやん。と多くの選手が言い出しました。

そこで、「だから勝てないんだよ。」ということを
伝えました。

試合は、終わるまでわからない。可能性がある限り、 ファイトすることが大切です。それが、選手なのです。
自分の力を100%出しきって負けたのであれば、仕方 ないですし、力を出し切るために練習しているのです。
もちろん勝つために練習しているのですが、勝つために
するテニスは、しんどくなり窮屈にもなりやすいです。

自分の力を出し切るといった視点でテニスに
取り組むのもよいと思います。

また、ポイント練習中には、マナーについても 伝えました。
試合に出場していくにあたっては、守らなければ
ならないルールとマナーがあります。

マナーとは、相手を不愉快にさせないことです。
プレー中にコートの後ろを横切ったり、遊んだり
している。ボールを追いかけている人の、邪魔に
なるところに立っている。ジャッジミスをする。
相手のジャッジに文句を言う。

このようなことがあった場合には、練習を止め
みんなで確認しました。

みんなうなずきながら話を聞いてくれていたので、
真剣に受け止めてくれていると感じました。

1日目のオンコートでの練習は、みんなほんとによく
頑張ったと思います。

最後まで集中していたし、表情が選手になっていました。

夜のミーティングや2日目の練習については、
次のブログで報告したいと思います。

ミーティングは、試合の戦い方について。2日目は、 テニスについて考えました。あそこまでテニスと 向き合った時間は今までなかったと思います。
テニスを理解する良い時間になり、とても 貴重な体験が出来たと思います。
この経験を活かし、春ジュニアまでやり切って
ほしいと思います。
2015年3月3日13:47 | 合宿・遠征

ブックマーク


問い合わせ