【佐藤】ご褒美の与え方

from 佐藤


ある本に書いてあったことですが
「テストでよい点を取ればご褒美」
「本を読んだらご褒美」


どちらが学力が上がるか?
という実験が行われました。


「本を読んだらご褒美」のほうが
学力が向上したという結果になりました。


どっちもご褒美がもらえると喜び
やる気があったにも関わらず


「テストでよい点を取ればご褒美」組は
結果はそんなに変わらなかったそうです。


この違いは「具体性」になります。


ご褒美に対して
どんな「行動」をしたのか。


「テニスでよい点を取る」だけでは
具体的な行動は示されてなく


「本を読む」では
具体的な行動が示されています。


この具体性の差が
結果になったということです。


「結果」に目を向けるのではなく
「結果に必要なこと」に目を向けることです。


テニスでも同じだと思います。


「具体的な行動」を整理すれば
成果が出やすいと思います。


例えばですけど、、


試合で勝ったら
ラケットを買ってあげる!!


きっとモチベーションが上がって
やる気に満ちている。


もしかしたら、
絶好調になる時があるかも。


でも、0-5になってしまったら
頑張っているかと言うと
残念なプレーをしているかも。


試合でフルスイングし続けたら
ラケットを買ってあげる!!


きっと、ミスが多い試合だと思います。


でも、頑張っているかも。
フルスイングをやろうとしているかも。


0-5でも、マッチポイントでも
最後までやろうとしている。


例えばですけどね。。。


練習を頑張れより
練習を週5回やろう

試合で勝つより
年間15大会出場しよう

の方が結果が出やすいと思います。


明確な数字を出すと
やらなくちゃいけいないと感じたり
負担に思う場合もありますが


そういった負荷に耐えることを
強者は当たり前にやっています。


そうすると、いつの間にか
ご褒美につられることなく


「志」や「夢」を持って
頑張っている気がします。

2022年2月13日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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