【メルマガ】はじめてテニスの試合に出すタイミング

今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。


佐藤卓也●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2013年3月8日号


お父さんの為のテニス教室の佐藤です。


みなさんは「はじめてのおつかい」という
テレビ番組を見たことはありますか?


私はその番組が好きで観ています。


頼まれたモノを買う子供もいれば、
余分なモノを買ってしまう子供もいる。

何が起きるかわからない小さな子供の
大冒険は本当に面白いです。

弟想いのお姉ちゃんが荷物を持って
しかも、弟をおんぶして帰るシーンは泣かされます。


そこで今回は「はじての試合」について
考えてみました。


まず、参考までに
プロのレベルに達するためには
10,000時間の練習が必要だと言われています

1日3時間の練習だと考えると、
10年近く毎日練習必要があります。

例えば高校卒業と同時にプロになるためには
最低でも8歳からテニスを始めないといけないです。

しかし、始めたばかりで
いきなり3時間の練習はキツい。


テニスを始めて何年かは
60分~90分程度の練習が望ましいでしょう。


と考えると、5歳前後から
テニスを始めなければ


18歳からプロで戦うのは
難しいでしょう。


では試合に出場するには
どれくらいの練習をすればいいのでしょうか?


小学生低学年 6か月~12か月
小学生高学年 3か月~6か月
中学生以上  3か月程度


私は練習時間が3000分を目処に
「はじめて」の大会出場をするように勧めます。


どうして3,000分なのか?


そう聞かれると正直困ります。

答えられるのは、私の経験上、
今まで3000分を目処に

大会の出場を進めてみると
最もモチベーションが高まり、

適切に目標設定され
パフォーマンスが伸びる傾向にあったからです。

もちろんこの3000分に全てが当ては
まるわけではありません。


あくまで1つの目安にすぎません。


現在の指導者が考える
適切なタイミングで
判断するのが最もいいと思います。


実はこの3000分。


色んなところで「初めて」の機会に
踏み切る目安として活用されています。


仮に1日60分を
週2回だと考えると6か月=2,880分


週1回の練習では
その倍の時間がかかるということです。


中学生以上になれば
部活動が中心になり


朝練を入れると、
1日120分~180分練習します。


入部が5月だとすると
2ヶ月後の7月末に大会に出場します。


これも1つの3000分という
基準に当てはまっています。


ここで言いたいことをまとめます。


親御さんの立場から見れば…

・サービスが入らないのに試合に出していいの?
・ラリーができないのに試合に出していいの?
・もしかしたらまだルールをわかってないかも?
・もっと練習してから試合に出場したほうがいいだろ?


と思われるかもしませんが
いつまでも基礎練習ばかりをしていると

子供が退屈で目標を失ってしまう
危険性が出てくるのです。

平坦な日常練習では、
モチベーションが続きにくいのです。

適切なタイミングで
1つの目標設定のためにも


試合に出場してみることを
コーチが提案された場合


そこには適切な意図とタイミングが含まれていると
思って前向きに考えて頂ければと思います。


「はじめてのおつかい」を思い出して下さい。


100%パーフェクトに買いものが出来るまで
買い物に行かせない選択よりも

出来るか、出来ないかわからない、
不安な状態であっても

「挑戦」させる決断のほうが、
きっと得るものが大きいと思います。

この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。


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2016年1月24日22:33 | ■ 佐藤コーチ

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