【佐藤】アドバイスってコーチによって違うんですか?

from 佐藤


○○コーチは
細かく指導してくれる


○○コーチは
アドバイスというより
応援している感じ


コーチによって
指導方法は違うんですか?


最近、保護者の方に聞かれた質問です。


過去にも似たような質問が
たくさんありました。


僕はいつも
「そうですね。違うと思います。」
と答えています。


きっと、保護者の方からしたら
細かく指導してくれることが


「教わっている」感じがして
安心感があるのだと思います。


また、子ども自身も
どうやったら上達するかわからないから
アドバイスをしてもらって


ある程度も情報(知識)を持って
練習することで


少しずつ自分で考えながら
練習が出来るようになると思います。


この「ある程度の情報」の量の違いが
コーチによって違うのだと思います。


僕の場合は、、、


グループで練習している時は
ポイントを絞ってアドバイスします。


・非利き手でラケットを支えているか?
・バックハンドの左手の使い方は?
・打った後にバランスを崩してないか?
・身体を回し過ぎてないか?


サーブや課題練習などの時は
個人的なアドバイスをします。


・どうなりたいか?
・何に困っているのか?
を聞いて、


個人に必要だと思うことを
個別にアドバイスをします。


こんな感じで指導してます。


なので、僕の場合は
出来る限り情報量を少なくします。


アドバイスを多くしない理由が
2つあります。


・目的を忘れやすい。


整理するのに時間がかかり
その間にまた違うアドバイスをされると
どうしたらいいかわからなくなる。


他のことを考えるより
アドバイスされたことが大切だと思い込み
それだけを練習するクセがつく。


・アドバイス内容を忘れる。


人は忘れるってことを
前提に話さないといけません。


なので、僕はこう考えています。


3個アドバイスすれば
1個は忘れる。


5個アドバイスすれば
4個は忘れる。


であれば、
アドバイスは3つまで!!です。


その積み重ねの方が
上達は早くなると思います。


話を保護者の質問に戻しますが、、、


これは僕の考え方であって
正解ではないと思います。


たくさんアドバイスがあったほうが
その中から良いヒントが見つかるかもしれません。


もしかしたら、その時の
コーチと選手の関係性も影響します。


関係性、考え方、相性など
人と人には合う合わない時がありますからね。


ユニークにはコーチがたくさんいます。


その違いを感じることも
学びの一つと考えてもらうといいですね。


僕の目標の一つが
コーチのアドバイスを素直に聞く選手より


「こんなこと試したい」「こんな練習したい」って
コーチに求めてくる選手に育つこと


その時、応えられるコーチでいることです。

2021年10月13日11:28 | ■ 佐藤コーチ

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