【佐藤】「ホスピタリティ」が大切だと考えています。

from 佐藤


ホスピタリティの意味を調べると
簡単に言えば「おもてなし」。


ただし、これは「サービス」とは違う。


ここでの「サービス」の解釈は
誰にでも同じものを提供する準備をしてあるモノ


ここでの「ホスピタリティ」の解釈は
1人1人のニーズに合わせて提供するモノ


例えば、、、


体験レッスンに来た子には
ラケットを貸します。


でも、子どもを持つ親には
兄弟もいたりするので一緒に来ます。


でも、年齢的にレッスンには
参加できません。


その子が暇にならないように
ラケットやボールを貸してあげたりします。


そうした対応が
「ホスピタリティ」だと思います。


これって、一方通行じゃダメなんです。


おもてなしする側の想い
おもてなしを受ける側の想い


の両方が大切です。


だからこそ、おもてなしする側(コーチ)が
相手を観て、何を求めているのか、何が必要なのか
それを見極めることが大切です。


もし、これが「サービス化」されると
失敗するかもしれません。


・体験者にラケットを貸し出す。
・兄弟がいればラケットを貸してあげる。


というルール化されると
求めていない子に貸してしまうことがあります。


「ありがた迷惑」「おせっかい」と
感じさせてしまう場合があります。


この「サービス」の向上を目指すと
「ホスピタリティ」の想いが低下しやすいです。


そこが難しいところですね。


選手育成も同じだと思います。


ある程度はサービス化(ルールを決める)ことで
基準が高まると思います。


だからと言って、強くなったり
試合に勝てるようになるわけではなく


その中から1人1人、何を引き上げれば
成果を達成できるかを考えることが大切です。


プライベートレッスンをして
よりアドバイスを多くする。


県外・海外遠征に行って
刺激を受ける。


叱咤激励をして
厳しくプッシュする。


良いところを褒めまくって
調子に乗せる。


そうすると、
一人一人の対応が変わってきます。


もしかすると、周りから見れば
差別していると思われるかもしれません。


我が子にはいつも厳しく指導するのに
他の子には褒めてばかりいる。


なんて思われるかもしれません。


そう感じさせないためにも
僕は出来る限り


自分の考え方をブログで伝えています。


まずは自分のスタンスを
相手に伝えて


それを半信半疑でも
受け入れてくれた人に対して


今度は僕が相手を理解することを
大切にしています。


サービスの向上は
組織の向上につながります。


これも大切なことですが


ホスピタリティの向上は
人と人とのつながりの向上になります。


それを大人が子ども達に
魅せること、伝えることが


習い事、学び、育成
だと考えています。


追伸


東京オリンピックが決まった時
「お・も・て・な・し」ってありました。


僕は、競技にも興味がありますが
どんな「おもてなし」があるのか?


それが東京オリンピックの
楽しみでもあります。

2021年7月3日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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