【メルマガ】テニスを教えるより、走る・跳ぶ・投げるを教えよう。
今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」の
メルマガをご紹介します。
●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2016年6月29日号
今回は現代テニスの
変化について考えてみました。
10年前、20年前と
過去をさかのぼると、
指導方法は随分と
変わってきたと思います。
そして、「一昔前のテニス」と
「現代テニス」を比べると
個性的なテニスプレーヤーが
少なくなったと感じるでしょう。
過去を代表するマッケンロー、エドバーグ、
レンドル、ベッカーなどの
サーブ&ボレーヤーが
少なくなったと思うはずです。
一昔前はサービス力があり、
ボレータッチを持ったセンス、
そして個性溢れるプレーヤーが
トップに立っていました。
それが今では
オールラウンドプレーヤーが
ほとんどです。
完璧と言われるテニスプレーヤー、
ロジャー・フェデラーに始まり、
強靭な肉体で
躍動感あるプレーをする、
ラファエル・ナダル
どのコートでも
鉄壁のディフェンスをする、
ノバク・ジョコビッチ
今では、マレーがジョコビッチを脅かし、
ワウリンカ、錦織、ラオニッチと
ナンバー1に近い選手たちです。
この状況を生み出したのは、
やはり【ロジャー・フェデラー】でしょう。
彼のピークが過ぎたのではなく、
他の選手が強くなったのが
大きな要因だと思います。
彼(ロジャー・フェデラー)を
追い抜く為にはどうしたらいいのか?
それを追求した結果、
「オールラウンドプレーヤー」が
増えたのだと思います。
強さを求めた結果、、、
「基本的なスキル向上が個性を発揮する」
という結果になったのではないでしょうか?
ここでいう「スキル」とは
テニスの技術だけでなく、
「アスリートとしての肉体的な強さ」が
含まれています。
ようするに、現代テニスプレーヤーは
アスリートとして進化したのだと思います。
アスリートとは、狭義では
陸上競技で活躍する選手を
指すことが多いですが、
「速く走る」
「長い時間を走る」
「飛ぶ」
「投げる」
など、テニスでは
どれも必要な能力になります。
このような基本的な運動を含め、
テニスの専門的なトレーニングを積み、
その鍛えられた身体能力を
発揮することが、
v
テニスの技術向上に繋がり、
隙のないオールラウンドプレーヤーが
増えたのでしょう。
まさしく、
「心」「技」「体」の
バランスが取れてきたのです。
「一昔前のテニス」と
「現代テニス」の差は、
この「体」の部分だと思います。
現代テニスへの変化は、
ラケットやシューズ、ボールなどの
道具類の変化もありますが、
v
「根性論トレーニング」から
「科学的トレーニング」への
変化ではないでしょうか?
今後、ジュニアテニスプレーヤーにとっても
テニス技術の向上だけでなく、
アスリートとしての身体能力向上も
必要になってくるのは
間違いないだろうと考えます。
今、ジュニアテニス選手として
頑張っているお子様がいるのであれば、
基本的動作と言われる、
「走る」「飛ぶ」「投げる」を
再確認してみてください。
速く走れなくても、、、
高く飛べなくても、、、
遠くに投げれなくても、、、
それは、いいのです。
ただし、
「走り方」「飛び方」「投げ方」に
違和感を感じる場合は、
テニスの技術を習得する時に
影響が出る可能性が高くなります。
なので、たまには親子で
キャッチボールをするのも
面白いと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
この内容がお父さんお母さんの
参考になれば幸いです。
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