【佐藤】「疑問」を不満に思うのではなく、好奇心にするためには?

佐藤卓也from 佐藤



・もっと教えてくれないのか?
・どうしてフォームの矯正してくれないのか?
・もっと厳しくしてくれないのか?




など、多くの【疑問】を投げかけられることがあります。



その答えになるかはわかりませんが
僕自身の経験をお伝えしたいと思います。



僕自身も指導者として勉強中には
多くの【疑問】をいつも持っていました。



しかし、その【疑問】は
時が経つと解消されていきました。



何故なら、
その成果が結果として現れてきたからです。



当初は何でその練習をするのかわからず、
【疑問】を持ち続けていましたが、



少しずつ成果が現れてくることに
【疑問】が解消され、



その練習の意図とジュニアの変化を見ることで、
目的まで道筋を勉強させてもらいました。



じゃあ、
「はじめから【疑問】を持った時点で聞けばいいのでは?」
と思います。



恩師の指導者からは
「聞いて答えを教えてもらうのは簡単だ」



「わからないことがあれば、
 先に自分で考えることや調べることが大切だ」




と、いつも勉強不足を指摘されていました。



なので、その指導者から私は多くのことを学びましたが、
直接聞いて学んだのではなく、



現場での姿勢や伝え方、
指導者としての心構えを「観て」学びました。




師匠が新しいことにチャレンジする時には、
いつも「どうして?」という【疑問】が浮かびますが



その反面、「どうなるだろう?」という期待も
大きくなることが楽しかったことを思い出します。



その関係が10年続けば、
ある程度は予測できるようになりました。



それに合わせて
僕なりのアレンジもできるようになり、



サポートする立場としては
優秀なアシスタントコーチだったと思います。



本題に戻ります。



【疑問】を解消できる
答えになるかわかりませんが、



2つのポイントを覚えてもらえれば、
少しは納得できると思います。



<1.指導者は未来が予測できる。>



優秀な先生や指導者は、


・その教え子がどんな立場の人になるのか?
・その選手がどのレベルまでの選手になれるのか?



がある程度を予測できると言います。



それは過去の経験で
積み重ねられた「勘」です。



それを踏まえ、
どんな方法で指導すれば、



予測しているゴールに辿り着けるかが
シュミレーションでき、



今、何を教えるべきかを
逆算できています。



<2.お父さんお母さん自身でも予測してみる。>



何回も練習を見学して、
何が目的なのかがさっぱりわからない場合、



そこにはお父さんお母さんの期待する指導との
相違があるかもしれません。



例えば、


「集団行動やあいさつなどを教えることが目的」と
「選手を目指す為に必要なスキルを教える」



「厳しい指導」と「個性を伸ばす指導」



「同じ練習を長く取組む練習方法」と
「工夫して飽きさせない豊富な練習方法」




など、テニススクールには目的があり、
練習を見学することで理解できるはずです。


また、お父さんお母さんが
求める目的も明確になると思います。



何となく目的が理解できる場合、
我慢して長い目で見届けることが大切だと思います。



僕は【疑問】を感じた時に、「どうなるだろう?」という
好奇心
を感じてほしいと思います。



僕たちは「そんなことしてどうするの?」という
【疑問】を常に提供して、



その疑問に対して僕たちの説明を聞きながら、
子供たちの変化を楽しんでほしいと思っています。

2016年12月22日14:11 | ■ 佐藤コーチ

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