【佐藤】不安定の中で安定感を身に付けるためのスライディング練習

from 佐藤


佐藤卓也四大大会の一つ、
全仏オープンテニスの
予選が始まっています。


この大会は戦術・戦略を
駆使するところや、

長いラリーの中での
テクニックの数々など、
見どころがたくさんある大会です。

その中でも僕は「フットワーク」が
ポイントだと思います。

全仏オープンでは選手のテクニック、
戦術・戦略に興味を持たれると思いますが、


フットワークにも
注目することをお勧めします。


とくに『スライディング』は
必要なフットワークの技術です。

どれくらいの
スタンス広さで滑り、


どれくらい距離を
滑っているか観察して下さい。


激しい動きの連続だと思います。


ユニークの練習でも基本練習で
足の裏、股関節、姿勢を意識しています。

つま先やかかと、
アウトサイドやインサイドへの重心の移動。

母指球から股関節までの動き。
膝の曲げ方や腰の落とし方。

足を動かすということは、
速く動かすだけでなく、
動かし方を知る必要があります。


「フットワーク」は動くだけでなく、
足からのパワーをボールまで伝える技術でもあります。


ほんのちょっとした意識の違いで
動きのスピード、パワーが大きく変わってきます。


そのポイントを見つけることも
技術の一つでもあり、センスであると思います。


また、スライディングを含む
「フットワーク」の強化の為には
足を鍛えるだけでありません。


前後左右の動きの中でバランスを保つ為には
体幹と股関節が強くなければなりません。


その為に体幹トレーニング、
股関節トレーニングをしています。


今、チャレンジャー選抜クラスでは
少しずつ股関節トレーニングを取り入れています。


基本練習とトレーニングを繰り返し、
不安定の中でも安定したストロークを
目指しています。


そのイメージをより良くするために
全仏オープンテニスを是非見てください。

2016年5月19日15:18 | ■ 佐藤コーチ

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