【佐藤】コーチがサボってると思われるけど、みんなに必要な練習とは!?

佐藤from 佐藤


今、アカデミー練習では
「課題練習」というのを行っています。


その目的は「自分のやりたい練習」をすることです。

自分の得意なショットを練習しても、
試合で必要性を感じたショットを練習しても、
ミスが多かったクセを修正する練習でもいいです。

決められた練習をするより、
自分でやることを決めた練習をして

自分としっかり向き合う時間を作り、
練習に対しての集中力を高めるのです。

また、この練習は仲間同士で球出しをします。


浅めのボールを出してもらうか、
深めのボールを出してもらうか、


高くボールを出してもらうか、
低くボールを出してもらうか、


球出しをする選手は
その要求に答えなければなりません。


その球出しを正確にするためにも
「コンチネンタルグリップ」で球出しをします。

この球出しする側もボールコントロールの練習になり、
ボールを捉える角度、打つ時の力加減など、
球出しをすることで感覚を養うことができます。


また、選手同士で練習することで
コーチも自由に動け、アドバイスがしやすくなります。


この「課題練習」をすることで
自分の長所・短所を自覚することができます。


その上で、ラリー練習では積極的に攻めることを伝え
思い切ったプレーができることを目指しています。


そのためには素早い準備が必要になり、
思い切った決断が必要になります。


リスクが高くなりミスが多くなりますが、
リスクが高いショットを繰り返して行うことで
スキル向上になることもあると考えています。

小~中学生の間に技術を身につけ、
中~高校生ではその技術を活かすために
戦術・戦略を駆使してプレーすることを目指しています。


この「課題練習」を取り組み始めたことで
ちょっとした変化も見えてきました。


練習後にコート開放した際
いつもならポイント練習ばかりしていたのが
「課題練習」をするようになっています。


仲間同士で楽しむためにテニスをするのではなく、
仲間同士でスキルアップを意識して
テニスをするようになりました。


この練習の成果が次の大会で
活かされることを期待しています。

2015年4月17日11:57 | ■ 佐藤コーチ

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