【佐藤】誰でも素人からスタートする。

from 佐藤


誰でも何かを始める時
「素人」からスタートします。


経験が浅い素人の時は、


テニス選手としても
いっぱい負けた。


指導者としても
いっぱい失敗した。


それでも、その敗けや失敗は
それなりに成長に繋がったと思う。


なぜなら、その敗けや失敗の後、
同じ結果にならないように


何を学べばいいのかを考えて
必死に練習したり勉強したからです。


その繰り返しで気付いたのは、


テニスのスキル以外の指導は
子育てと同じってこと。


どうしたら興味を持たせるのか?
どうしたら頑張る子になるのか?
どうしたら話を聞いてくれるのか?
どうしたらやる気になるのか?
どうしたら勉強するのか?


どちらかというと
テニスのスキルを指導するより


子どもの成長に
必要な指導をすることのほうが
テニスのスキル習得が早くなります。


その土台が出来てから
テニスのスキルを指導すると


成果が大きくなると感じています。


その土台作りを怠ると
テニスを辞めた時に


無気力になったり、
前向きになれなかったり、
自分勝手になったりします。


また、テニスを通じて
成長してほしいはずだったのが


いつの間にか
テニスの結果を求めてしまう。


テニスのことだけ
頑張れば頑張るほど


テニスの結果は
良くなる可能性があるけど


そういった子の思考は
「結果=成長」と考えるようになり


スランプになった時には
バーンアウトする場合があります。


では、「成長」とは何か?


それは子育てに
必要なことばかりだと思います。


僕たちはテニスコーチなので
テニスを教えるのは当たり前です。


育成する指導者として必要なのは
「育てる知恵」だと思います。


素人からスタートした指導者歴は
20年以上になりました。


僕は赤ちゃん~幼稚園児までの
子育ては「素人」です。


でも、テニスを通じて
小学生~大学生までの成長を
見続けてきました。


その成長過程での変化や問題には
似たパターンが多くあります。


そこは逆に保護者の皆さんが
「素人」の場所でもあります。


ただ、「失敗しても次がある」と
ならないのが子育てだと思います。


正解というのがない分、
難しい選択が多くありますが


僕たちはたくさんの事例を経験して
その選択の先を観てきた分


最善の策が取れることが
出来ると思います。


そこをサポートするのが
僕たちの仕事かなと思っています。

10:00 | ■ 佐藤コーチ | タグ: ,

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