【丸谷】基準を高める方法は、単純に限界値まで追い込む回数を増やすこと
2013年9月17日
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先日の3連休は大型の台風18号は大きな被害をもたらしました。
気象庁は京都、滋賀、福井の3府県を対象に初めて大雨特別警報を出し河川の氾濫も相次いぎ、
京都市では桂川が氾濫し、59万人に避難指示・勧告が出されました。
市内有数の観光地・嵐山では旅館などが立ち並ぶ
一帯が浸水し、消防隊員らが冠水している光景がテレビで放映されていました。
「まさか、こんなところまで水がくるなんで。」と思った事でしょう。
中には今後は、今まで以上に災害に備えて自宅の床の高さへの対応も検討する方も増えているようです。
このように今回の経験によって「基準」
が高まり、今後の対策への「基準」が高まりました。
このようなことを見ていると「基準」とは今まで自分が生きてきた中での一番辛かった
苦しかったなどの体験に基づいて決定されるものなのかと、思います。
今、ユニークスタイルではエントリークラスから
アカデミークラスまで、「基準を高める」というテーマで練習に取り組んでいます。
今回の災害のように、敷居の高さが明確であればそれに対して、より安全性を求めて
敷居を高めるという手立てが出てきますが、これが人間になるとそうはいきません。
そもそも自分の基準というものがわかっていないのです。
この基準というものが、自分において一体何なのか?
基準をあげる、といっても自分の基準がどこにあるのか?が分かっていないと
「基準をあげること」など出来ないのです。
では、ジュニアテニスにおける「基準を知るための方法とは何か?」
という、1つの最もシンプルな方法は
「ぜいぜい、はぁはぁ」いう場面を増やす。 ということです。
苦しかった、辛い、そんな追い込んだ場面を1回の練習中に何回行えるか?
この限界値まで追い込む回数を増やせば
単純に平均値が高まり「基準が上がる」のだと思います。
また別の方法もあります。
僕自身もこの9月から会社に7:30に出社するルールを作ったり
月間で読む読書の数を増やしたりしています。僕のようにルーズな性格な人は
わかりやすい「数字」で管理する方法を取る方法もいいでしょう。
チームや他のスタッフが次のステージに移行しようと
しているように、自分もワンステップ次の段階に進もうと思っています。
このように日常生活における「数字」
を効果的に使うことでも「基準を高める」ことができます。
・朝、早起きしての時間
・ウォーミングアップの時間
・トレーニングの回数を増やす
など、「基準を高める」ためには生活習慣が大きく影響するので
生活習慣が変わってくることだと思います。そして基準を高める、と最終的にどうなるか?
佐藤コーチの言葉でいうと
「今まで以上に自分に期待が持てるようになる」
ことだと思います。
ピーター・ドラッカーもこのように言っています。
「自らに対し、少ししか要求しなければ、成長はしない。極めて多くを要求すれば
何も達成しない人間と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。」
「基準を高める」ことで、自分への期待が高まり
それが「自信」という形になって返ってくる。
それが現在のチームのテーマです。
追伸
オリンピックブームに乗っかるのと同じように
「子供たちの取り組み」に大人が乗っかる、というのも1つのきっかけだと思います。
大人になれば「きっかけ」を上手くやり過ごす
能力が高いため「やらない理由」を探す能力ばかり上達します。
たまには、子ども達のきかっけに、自分も乗っかってみて
親子で基準を高めるのもいいかもしれません。
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