【梅澤】練習と本番のプレーはなぜ違うの?

こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。

天気の良い日は、
今年の夏の暑さを予感させる
ぐらいですね。

子ども大人に関係なく、
熱中症にはくれぐれも
気をつけてください。

今回は、
練習と試合で、

「いつもの感じと何か違う?」
といった、

違いについて
書いてみたいと思います。

県の大会でも
クラブ内大会でも

「試合」というものを
経験したことがある人なら

イメージできると
思うことがあります。

それが、

練習中と試合中で、
 
プレーに
「違いが生じている」とき。

これは、

自分の思考と行動に違いが
出ていることが多いからです。

試合では
ほとんどの選手がこんなことを
感じたことがあると思います。

緊張したり、
落ち着きがなく、
あがりやすくなっている。

これは、
勝ちたいと思っているから
当然のことだと思います。

とくに、
上手くいっているときは
良いのですが、

結果を気にし出すと
急に身体が思うように
動かなくなり、

プレーにぎこちなさが
出るようになります。

こんなとき、
または試合中、

どのような考え方や行動を
取るかというと、

試合の中で目標を設定します。

この目標は、
行動目標結果目標があります。

行動目標とは?
今出来る具体的な行動

例:
ラケットを
しっかり振り切る。

足を動かす。
声を出すなど。

結果目標とは?
結果に対する目標

例:
優勝するぞ!
ベスト4に入る。
2ゲームは必ず取るなど。

これらは、
緊張の強さや弱さによって
変わってきまし、

それぞれにも
メリット/デメリット
もあります。

行動目標
緊張が強いとき

冷静になりやすい
メリットがあります。

反対に
緊張が弱いとき

ダレてしまう
デメリットがあります。

結果目標
緊張が強いとき

不安になりやすい
デメリットがあります。

緊張が弱いとき

良い興奮状態に
なりやすいメリットがあります。

一般的に
目標といえば結果目標のことを
捉えやすいですが、

試合で緊張が強く、
あがっている場合は、

行動目標に意識を置いて、
さらにその行動内容を
声に出すようにしてください。

これを思うだけではなく
声に出すことによって、

思考と行動を
コントロールします。

例えば、
「膝を曲げてラケットを
しっかり振り切るぞ」

「打った後、
素早く構える」

具体的な内容を
声に出して実行します。

このように、
今の自分が出来ることを

目標にすることで
不安や緊張を減らして、
気持ちを整理していきます。

「出来ること」をするので、
プレーに集中しやすく、
 
自分の力を出しやすい状態が
自分の中で作られます。
 
そうすると結果も
ついてきやすいと思います。

しかし
自分と同じように、

対戦相手も
勝ちたいと思っています。

もし
試合の相手が自分より
実力が上であれば、

勝つことはなかなか
難しいかもしれません。

そんなときに、
結果ばかりに集中すると、

かえって
不安が増すばかりです。

自分自身が
コントロール可能な行動だけに
意識を置き、
 
それに集中して
プレーすることが大切です。
 
よく野球やサッカー選手が
テレビなどで応える
インタビューの中に、

「あまり結果を気にせずに
プレーしました」

と話して言ることを
聞いたことがあると思いまが、

それこそが
行動目標に集中してプレーをした
ことの表れだと思います。

緊張しているから、
力を出せないのではなく、

力を出せる準備を
しておくことで、

緊張感のある試合の中でも、
普段の練習に近い動きができ、

練習と試合における
プレーの違いを減らすことが
でき、

自分の力も出しやすくなる
と思います。
12:00 | ■ 梅沢コーチ | タグ: , , , , , , , , , , , , , , ,

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