【歴史:ブログ】ユニークスタイルとブログの起源

ブログが始まった起源。



今からちょうど2年前。
一人の男が、ある男に声をかけられ、遠く離れた愛知から
奈良県へ越してきました。

誘った男とは数年前からの付き合いで、いつか一緒に仕事が出来れば。
そう思っていながらチャンスを伺っていました。

様々な条件が折り合い、やっと掴んだチャンスに
誘われた男も覚悟を決め、全く見知らぬ土地での挑戦を決めてくれました。

そして夢を語り、コンセプトを決め、ブランドを立ち上げ 自分達の想いを新しいカタチにしていく作業は、毎晩深夜にまで及びました。
その過程の中では、誘った男も、誘われた男も元々は同じ職業だったので
似たようなプライドと、それぞれのこだわりが衝突しあう時もしばしばありました。

しかしお互いの高ぶる感情や熱意は、自分達をこれから作る物語をカタチに
していく作業において力強く作用して、日々期待に胸を膨らませながら進めていきました。

そう。それはまるで青春時代の文化祭前にクラスが一丸となって
進めている準備のように、誰もがこれから始まるお祭りに胸を躍らせていました。

これから始まる物語を誘導していく「誘われた男」と周囲の浮足立つスタッフ。
動き出した夢を詰め込んだ、ノアの方舟は確実に動き出そうとしていました。

そんな時、事件は起こりました。

あまりの事件の衝撃で、誘った男は、誘われた男に対して
その事実を言い出すまでに「数日、事実を言えなかった」と言います。

その根底を揺るがす事件とは…

そう、「文化祭」が自体が、吹っ飛んだのです。


一瞬にして、目の前が真っ暗に。 

「文化祭」が吹っ飛んだ、とは、厳密に言うと、許可が下りるはず、だった
ことが急遽「認可されない」ということになったのです。

事実を告げ、誘った男は、文字通り「走り回り」ました。
そして誘われた男は「可能性」を信じて、「作り込み」の作業を続け
焦る気持ちを抑えながらも、コツコツとオープンに向けて準備を続けていきました。

さらに、不運は続くものです。

誘った男は、アテにしていた施策もことごとく外れ、慎重な行動が裏目に回り
折衝は難航し、ジワジワと八方ふさがりな状況になってきました。

一方、誘われた男も、結論が出ない焦り、そして新天地での不安
新しい仕事、色んなことが積み重なり、誘われた粘り強い男にも
少しづつ焦りが見え始めてきました。

そしてそれらの焦りの時間を埋めるかのように、新しく始めた別の仕事も
相当なストレスになったのかもしれません。

晴天から一点。霧がかかった未来。見えなくなった将来。
ストップしたプロジェクトに立ち往生し、その時間を
意志とは違う仕事をやることで、しだいに「誘われた男」にも自信や勢いも失われていきました。

「テニスアカデミーの立ち上げはどうなったのだろう…」
「わざわざ遠く見知らぬ土地まで来て、何をやっているんだ俺は…」

狂い出す歯車に、テニスとは違う仕事をせざる得なくなった現実。

準備に時間をじっくりとかけた分、自分達の想いははっきりとカタチになっている。
だからこその理想と現実。どこでバランスを取るのか、そんな事ばかりを考えていました。

そんな時、ある事を思い出しました。

「誘った男」と「誘われた男」にはある共通点がありました。
今の状況でも自分達にできる事があったことに気づきました。

それは「過去にブログをやっていた」という事です。
自分達は、まだスタートは出来ない。
でも、いつまでスタートできる準備は出来ている。

そのコンセプトもビジョンも、動き出しの方向も。
進んでいく方向も、決まっている。

「よし、やろう。」

いつか来るスタートに向けて。発信しよう。
伝えることから始めよう、まずは情報発信をして共感者を呼び込もう!

そう思い、ブログの発信を始めました。
場所の認可以外、全ての状況が揃っている。だから大事な詳細は表に出せない。

その中でもメッセージだけは伝えることができる。 やれることを探して、やろう。そっちの方向へ向かおう!
言葉にすれば簡単な事ですが、暗中模索の中では
「そんな簡単なことすら前向きに考えることは難しい」皆さんもそのような経験はないでしょうか?

困難な壁にぶつかり、見えない不安、いつまでも続くと思い抜けだせない焦り。
それらの中では、「自分達でやれることをやる。」という事すらアイディアが浮かばないものです。

その気持ちはよく分かります。

しかし「出来ることを、やりだそう。」と動き出してからは、少しづつ変化が見えてきました。

上手くいかなかった分、苦しんだ分、より「コンセプトやビジョン」が明確になってきました。
そこから、足止めを食らっている自分達の気持ちを整理するかのように
ブログで「伝える」ことを続けていきました。

そして「出来ること、やろう。」と前を向いて動き出した1カ月。
オープン予定まで3カ月を目前として。ようやく「認可」が降りました。

そんな「物語」を一緒に歩んできたのが、このユニークスタイルの「ブログ」です。

・・・



道の駅などにある野菜売り場を見ても
こだわりを持っている生産者の熱い言葉はお客さまの心にきちんと伝達する。

なぜならそこに物語があるから。
物語を語るとはどういうことか。

それはサービスの性質や特長を語るのではなく、指導・育成に込められた熱い思いを語ること。
この思いの結晶が「物語」となり価値を創造する。
伝えられたお客さまの心に中に価値が生まれる。
そして、価値を知って共感したお客さまが、集まり、チームとなる。

共感が変化をもたらす。そう考えています。
だからこそ私たちは「ブログ」に対して特別な思いを持ってきました。

モノの価値を正しく伝えるということは、お客さまにファンになってもらうということ。
ファンになったお客さまは、継続的に製品やサービスを利用してくれるようになるだけではなく
企業や製品に対して好感・信頼・尊敬を抱いてくれるようになり
ひいては自社のブランド力を高めることにもつながります。

人の想いが込められたものには必ず、ストーリーがあります。
単にテニスを教える場所という言葉だけでは語れない
舞台の裏にあるストーリーをカタチに。

心に響くものがあるからこそ、オンリー・ワンになれる。
価値を感じてもらえる。

だからこそ、私たちは価格競争を捨て、価値を打ちだし
ブログを通じて「ユニークスタイル」を育てていこうと思っています。

今後もそんな思いで、ユニークスタイルの成長と一緒に
「ブログ」も育てていこうと思ってまいます。
2013年10月30日11:45 | ■ 佐藤コーチ, 丸谷コーチ, 熱い想い

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