■テニス以外に教えること

ユニークスタイルの佐藤です。
佐藤卓也_顔写真 選手としてジュニアを育てるには
テニスの指導以外にも
「人」としての指導も
コーチとしての仕事でもあると思いまいす。
それでは「人」としての指導とは何か?
それは私生活の「質」を高めることです。
何故、それが必要なのでしょう?
テニスの技術だけを教え、試合で勝つ為の方法を伝えれば
運動能力が高く、センスがあればジュニアは大会には勝てるでしょう。
しかし、「人」としての指導を受けていない選手は
遅刻が多くなったり、宿題の提出を忘れたりの学校生活
整理整頓が出来なかったり、反抗的な態度を取ったりの私生活
普段の生活が少しずつ荒れ、いつかは大きな問題を起こすかもしれません。
そのような選手には仲間が集まりません。
『類は友を呼ぶ』ように生活の荒れた仲間が集まり、
テニスに集中できない環境になるでしょう。
スポーツを指導するのは、
競技のレベルを高めるだけでなく
スポーツを通じて「人」として成長することだと考えています。
では、何を指導して「人」として成長するのでしょう?
キーワードは2つです。
・「自分を律する」 自分に甘えず本気になること。
あいさつ…
時間を守る…
準備する…
片づけをする…
ランニング…
練習…
トレーニング…
普段、当たり前でやっていることに対して、
本気になって取り組むことです。
本気になれば人生が変わります。
・「感謝する」 生活の中から小さな感謝を見つけるクセをつける。
感謝とは【 正しい行動 = 感謝 】ではないでしょうか?
感謝できる人は正しい行動を見つけることができる。
正しい行動を見つけることができる人は
何が良くて、何が良くない行動か判断できる。
その判断が良くなれば、
自分自身が正しい行動ができるようになる。
小さな感謝を見つけることができる人は
周りから感謝される人になる。
テニスに出会えたことに…
一緒にプレイする仲間に…
テニスを教えてくれる指導者に…
応援してくれる親に…
感謝できることはたくさんあります。
私たち指導者は言葉で伝えるだけでなく
姿勢を見せることも意識しています。
しかし、その姿勢を見せることができるのは
テニスに関わっている一日3時間程度の話です。
それ以外の時間は学校と家庭です。
特に人生の中で一番長く生活を共にするのは親御さんです。
その影響力が一番大きいでしょう。
『子は親の背中を見て育つ』ということです。
結局、私生活の「質」を高めるには子を持つ親御さんも
私たち指導者も常に見られている意識を持ち、
私たち大人が伝えるだけでなく
行動・姿勢で見せることではないでしょうか?
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2012年2月23日11:55 | ■ 佐藤コーチ

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