【闘魂】今度の闘魂は10歳以下

from 佐藤



奈良県に来た時、最初に思ったのが
「大会が少ない」でした。



全国小学生大会の場合、出場をかける大会が
県ジュニア結果と関西ランキングのみ



「全国小学生テニス大会奈良県予選」
というのが無い。



県ジュニアの結果で、
関西ジュニアと関西小学生の出場枠が
兼ねているのに違和感を持っていました。



なぜなら、県ジュニアは12歳以下という枠なので、
中学生の早生まれの選手も出場する大会です。



小学生の選手にとっては中学生に負けることで、
小学生大会の出場が出来なくなる。



やっぱり小学生大会なら、小学生同士で戦い、
その勝者が関西大会に進んでほしいと思ってしまいます。



そんな理不尽さを感じました。



ただ、関西ランキングというものあります。



関西小学生大会では
関西ランキング上位40位以内が
出場確定になります。



奈良県では夏・秋・春の県ジュニア、
上位選手は関西サーキットでも
ランキングポイントを稼ぐことができます。



1大会の結果だけでなく、
過去大会の積み重ねの結果でも出場可能になることが、
ランキング制度の良さでもあるかなと思います。



上手くポイントを稼いで、
十分なランキングを維持していれば、



大会をスキップして
海外遠征に行くことや、



勝ち負けを気にしないで
思い切ったチャレンジも出来る可能性もあります。



でも、ランキングを気にし過ぎるのは、
僕はあまり好きではありません。



上手くランキングを上げて、チャンスがあれば
関西大会に挑戦させたいという気持ちがありますが、



それより色々な経験をして、
その結果を受け入れられるように
なってほしいと考えています。



考え方が古いのかわかりませんが、
プロを目指すわけではなく、



テニスを通じて
多くの経験をしてほしいと考えています。



特に感情が大きく揺さぶられる時に
弱気にならずに前向きになれる強さを
身に付けてほしいと思っています。



誰もが勝者になって、
関西・全国で活躍を期待すると思いますが、



ほとんどのジュニアが
全国も関西も経験出来ない敗者になります。



「目指している結果に届かない」という
経験をする選手のほうが多いのが現実です。



その悔しい思いをした時に、
どれだけ早く立ち直り、



次に進めるようになることも
育成なのかなと考えています。



その繰り返しを忍耐強く続けることが出来た人が
強い選手や人としても成長する。



という想いを常に持っています。



そのためにも、低年齢から試合を経験して、
常にベストに近いプレーができるようになってほしい。



「U10奈良ジュニアサーキット大会」が
開催されるようになって、



低年齢のレベルが
上がって来ているのは実感しますが、
まだまだ試合が少ないと感じます。



レベルの高い大会を目指すことも大切ですが、
その前に経験をたくさん積むことが必要だと思います。



2018年5月23日13:54 | ■ 佐藤コーチ, 闘魂総順位ジュニア大会

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