【佐藤】「褒めて伸ばす」をあまりしない理由

from 佐藤


まず、前提に、、、


良い悪いでも、肯定否定でも、
白黒ハッキリするのでもなく
考え方は人それぞれあり


自分に関わる人にとって
自分がどんな考え方をしているかを伝えるために
このブログを書いています。


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「褒める達人」という資格があるように
褒めて伸ばすことが注目されています。


でも、僕はこう考えています。


褒めることは大切というのが前提ですが
褒め過ぎはどうなんだろう?


「褒められないと伸びない」って考えると
よくないことではないか?


人には承認欲求ってのがあり
「他者承認」と「自己承認」ってのがあります。


僕が気になっているのは
「他者承認」に偏り過ぎることです。


他者承認とは
他人から認められたいという欲求


他者から褒められることで気分が良くなり
調子が上がるってことがあります。


保護者からも
それを求められることもあります。


承認欲求が満たされた時
誰もが悪い気はしないと思います。


だったら、
素直に褒めてあげればいいじゃん!!
って思う人もいるでしょう。


他者承認を得ることで
自分で自分を認められるようになり
自己承認欲求が生じるとも言われています。


でも、、、


僕はあまり褒めないようにしています。


それよりは
「自己承認」が育ってほしい。


自己承認とは
自分の存在価値を自分の基準で考えることです。


だったら、
まずは他者承認でしょってなりますよね?


でも、僕はそれが本当に正しいのか?って
疑問を持っています。


それより、
「面倒臭いことを率先してやろう」って伝えています。


それが出来るようになった人は、
それなりに自分自身を褒めれる人だと思います。


そうすれば、自然と周りから褒められるようになり
他者評価も高くなり「他者承認」も増えるようになります。


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要するに・・・


努力してない人に対して
無理矢理褒める必要はないってことです。


褒めてほしいっていう人は
褒めてもらう前に


まずは努力してみよう!!ってことです。


それが
「面倒臭いことを率先すること」だと思います。


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さすがに小学生の低学年には他者承認は必要で
頑張ったことを褒めるようにしています。


でも、強化クラス以上は変わってきます。


「面倒臭いことを率先すること」を基準に
褒めることもあれば、注意することもあります。


誰でも面倒臭いことは後回しになってり
他人まかせになったりしがちですが


それをテニスの練習に変換してみてください。


基本練習を後回しにしてゲームしてていいですか?
ラリー練習で他人任せにしていいですか?


それで、
良いプレー、良いショットを打って褒められても
本当に強くなると思いますか?


時間をかけて基本練習をじっくりやって
お互い粘り強くラリー練習さえしていれば


きっと、周りの人は褒めてくれるし
成果もついてくると思います。


そっちのほうが大事じゃない?


って考えています。


考え方は人それぞれですが
大切なのは漸進している
かだと思います。

少しずつでも、
成長することや成果を達成することです。

それがズレている場合は
考え方を改めるってことも大切になります。

僕はいつも反省と改善の繰り返しです。


 
 
10:00 | ■ 佐藤コーチ | タグ: , , ,

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