【佐藤】錦織選手みたいなドロップショットが上手くなりたくない?

from 佐藤


佐藤卓也今、全仏オープンテニスが行われてますが、
目立つのがドロップショット


その予想外に打つドロップショットや
それに対応してからの展開が


全仏オープンテニスの
面白さだと思います。


そのドロップショットを普段でも
上手く多様するのが錦織選手でしたが、
今回はガスケ選手に負けてベスト16でしたね。


個人的にはデ杯でも対戦したマレー選手との試合を
楽しみにしていたので残念でした。


さて、今、僕はチャレンジャー選抜を中心に
エントリー強化、アカデミーのサポートを行っています。


今、僕が重要視しているのは
ラケットを振らない技術を身に付けることです。

必要になるのが
コンチネンタルグリップです。

なので、ボレーの練習を多く取り入れ
ラケットを動かさない分、

・身体、脚を動かすこと
・ラケット面のコントロールをすること
この二つの練習を行っています。


・身体、脚を動かすこと

ラケットを持っている腕を動かすクセがあるので
股関節を中心に体を動かして、


ステップ技術を向上させ
素早く動けるフットワークを身に付け


無駄なラケットの動きを無くすことも
重要な技術の一つだと考えています。


・ラケット面のコントロールをすること

無駄なラケットの動きでミスが多くなります。


そこで、ラケット面の向きで
ボールの飛び方が違ってくることを理解してもらいます。


準備したラケット面が変わるだけで
ボールの回転、飛んでいく方向が変わります。


でも、それを知らないとラケットを
打ちたい方向に振ってしまい
ミスの原因にもなります。


ボレーを練習することで、
ラケットの動きをコンパクトにして
素早い動きを身に付けるだけでなく、

ボレーを多用することで、
反応や予測といった能力向上も期待できます。

フルスイングでボールの回転を
コントロールして


トップスピンを打つことや、
フラット系のショットを打つことも大切ですが


ラケットを振らないという技術を
身に付けることで技術の幅が広がるはずです。

体力的に厳しい練習だけでなく
ちょっとしたテクニックも身に付け


ショットセレクトを増やして
ゲームの幅を広げてほしいと思っています。

2016年5月30日13:31 | ■ 佐藤コーチ

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