【佐藤】「レジリエンス」という言葉を覚えてください。

from 佐藤


この言葉、意味を覚えてほしいです。


子ども達は夢中でテニスを頑張っているだけですが
テニスを頑張った恩恵が「レジリエンス」でもあります。


僕はこれが大切だと考えて
子ども達への指導を心掛けています。


レジリエンスとは、、


「困難な状況に遭遇したとしても、精神的に大きく落ち込むことなく適応し成長する能力」


一昔前、僕は
「気合と根性、愛と勇気」って呼んでましたが


今は「レジリエンス」って
スマート感がある言葉になりました。


もともとは物理学の言葉らしく
外部からの圧力が加わった時のストレスに対して
反発する力をレジリエンスと言っていたそうです。


それが心理学にも使われるようになったり
ビジネスでも使われるようになったり


マンガ「鬼滅の刃」の
煉獄杏寿郎のセリフにも、、、


——————————


胸を張って生きろ


己の弱さや不甲斐なさに
どれだけ打ちのめされようと


心を燃やせ
歯を喰いしばって
前を向け


君が足を止めて
踞(うずくま)っても


時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない


——————————


これもレジリエンスだと思います。


人生の中で
いつ困難や脅威に直面するかわかりません。


その時、、、


目の前の出来事に一喜一憂することなく
感情が安定してること


その状況をポジティブに解釈し
最適なアクションを見い出せること


周りとの信頼関係を築き上げること


失敗しても、そこからの学びを活かして
次のチャレンジに結び付けること


これが出来れば
乗り越えられると感じませんか?


そこで、、、
これをテニスに変換してください。


目の前の1ポイントに一喜一憂することなく
感情をコントロールすること


1-4でも、まだワンブレークと考えて
サービスゲームに集中すること


ダブルスでパートナーを信じること


テニスは何回失敗しても
ゲームポイントが取られない限り
チャレンジし続けられる。


と同じだと思いませんか?


実は、テニスを通じて


・レジリエンスをトレーニングしていること
・少しずつ成長していること
・まだ未熟でもあること


目の前の状況を見ると
もっと話を聞け、もっと集中しろ、もっと頑張れよ
って思うかもしれませんが


1年前に比べたら
もの凄く成長しているはずです。


「成長=結果」として見るのではなく
「成長=レジリエンス」だと思って見てください。


テニスで試合で勝てるようになった
ラリーが100回続くようになった


という結果だけで成長と考えず


試合に負けても練習に行くようになった
途中で諦めないで頑張るようになった
自分勝手な行動が少なくなった


などの心・行動の変化を
成長として見てあげてください。


覚えにくい人は、僕と同じように
「気合と根性、愛と勇気」でもいいですよ。



 
2023年5月24日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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