【佐藤】「休む」ことの価値観の違い

from 佐藤


一日休めば、三日分遅れる。


これは母が学生時代
体操選手をやっていた頃


いつも自分に言い聞かせていた
言葉だそうです。


ちょっと感覚が違ったり、反応が遅れたり
身体が重く感じたりすることがありますが
実際には少しすればいつも通りになります。


でも、それぐらいの危機感を持っていないと
県大会でも全国大会で勝てないと思っていたそうです。


そんな母の想いを僕は知らずに
子どもの頃、そんなにやる気がない僕は


この言葉を言われるとイラッてしてモノを投げたら
思いっ切りビンタを食らいました。


あと、ビンタを食らったのは
幼稚園に行きたくない思いが強くて


週1回のお弁当デーの時、
お弁当がなければ幼稚園に行かなくてもいいと
安易な考えで


バスに乗る前にわざとお弁当を田んぼに落とたら
2発ビンタを食らいました。


僕が悪いです。


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話を戻しますが


ジュニア育成に関わるようになって
多くのジュニアの成長過程を見続けたところ


「休む」ことへの考えが大きく違うと感じます。


休まなくてもいいように取組む人
休むことが必要になるまで続ける人
休むことも必要だと思っている人
気分で休む人


僕の場合、、、


子どもの頃は「気分で休む人」で
何事も中途半端になっていた気がします。


休むことが必要になるまで続けると
我慢することが多くなり身体も気持ちも疲れたけど


それを乗り越えたのかわからないけど
休まなくてもいいような思考になり


今は、周りのスタッフとのバランス、会社のルールもあり
休むことも必要なことだと思って取組んでいます。


こうやって「休む」ことに対して
変化してきました。


ジュニアの場合、、、


気分で休む人は、
努力するってことの経験が少ない。


休むことも必要だと思っている人は、
まだ自分に甘い人。


休むことが必要になるまで続ける人は、
頑張るけど、自分がやりたいことだけやる人。


休まなくてもいいように取組む人は、
努力ができる人。


って感じです。


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練習に来たときは
誰もが練習を頑張っていますが


休んでいる時って
他の人が頑張っていることに気付きません。


他の習い事や勉強で休む場合の時も
本人は習い事・勉強を頑張っているので
他の人がテニスを頑張っていることに気付きません。


休まなくてもいいように取組む人は
空いている時間を上手く使って練習を頑張っています。


なので、自然と周りより練習量が多くなり
スキルアップも早くなるイメージがあります。


よく、練習の「量」か「質」かとなりますが
僕はどっちでもなく「時間」の捉え方だと思っています。


要するに「要領が良い」ことかなと思います。


教えていたジュニアに、アメリカンスクールに通っている子がいて
宿題の量が本当に多くて、いつもクラブハウスでやってました。


親が迎えに来るまでも、練習時間以外は
とにかく宿題を終わらすことに力を注いでました。


今では日本代表として活躍してます。


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限られた時間の中で、
勉強もして、テニスもして、他の習い事もして
食事もして、お手伝いして、遊ぶこともして


みんな、忙しい日々を過ごしていると思います。


自分だけが忙しいって思っている人いる???


みんな、限られた時間をどうやって使うかを考えて
何をするかの選択を常に繰り返しています。


その判断が成果に表れるのだと思います。


僕は休息は必要だと思いますが
定休日ってのは必要ないと考えています。


みんなはどうですか?

 
2022年12月1日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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