【メルマガ】子供の成長を邪魔にない為には?
今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。
●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2014年2月5日号
うれしい報告がありました。
名古屋のテニスクラブで指導していた頃のジュニアが、
チリ・ビニャデルマールで開催中の「Royal Guardオープン・チリ」
(2月3~9日/賞金総額 42万6,605ドル/クレーコート)の予選を勝ち上がったそうです。
名前は「ダニエル太郎」といいます。
現在は21歳になり、3年前からプロ活動を始めています。
先月行われた全豪オープンでも、
予選の決勝まで勝ち上がりました。
男子プロテニスのカテゴリーは下記のように分かれています。
1.グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米)
2.ATPワールドツアー・ファイナル
3.マスターズ1000
4.500シリーズ
5.250シリーズ
—————————————–
6.ATPチャレンジャーツアー
7.フューチャーズシリーズ
「Royal Guardオープン・チリ」という大会は
250シリーズに該当します。
この点線より上の大会に出場できる日本人選手は
錦織選手を含め、日本代表選手ぐらいになります。
今後、日本代表候補にもなるかもしれませんので、
これからの彼の活躍をチェックしてください。
そこで今回は、スペイン在住の彼の家に泊めてもらい、
プロの登竜門であるフューチャーズ大会に帯同しながら一緒に生活をした時、
感じたことの1つをお伝えしたいと思います。
それが「成長の邪魔をしない環境作り」です。
彼のお父さんは、元テニスコーチです。
だからこそ、アドバイスしたいことが山ほどあったと思いますが、
技術的なアドバイスはコーチに一任すると決めていました。
何故なら、コーチとお父さんの言っていることが違えば、
教わる選手は何を聞き入れればいいのかわからなくなります。
なので、サポートすることに徹していました。
大会には出来るだけ帯同し、ウォーミングアップ、クールダウンなどを手伝い、
試合観戦後は本人からではなく、コーチから感想を聞いていました。
もちろん、その後に本人と会話をしますが、
自分の意見を伝えるのではなく、本人から話を聞き、
コーチのアドバイスについての意見を聞くにとどまっていました。
家に帰れば、ほとんどテニスの話はありません。
そのほうがお互いにリラックスできると言っていました。
指導する立場を経験上、
「親に求められているモノは何か?」を考えているそうです。
サポートに徹することが、彼を支える上で
自分が出来る最善の選択だと言っていました。
私たちのクラブでも、ジュニアを指導する上で最善の方法として、
コーチ間で定期ミーティングを行い、指導内容の確認を行っています。
練習内容やスケジュールや注意するチェックポイントの確認、
個人個人に対するチェックポイントの整理をしています。
そうすることで、目指す「目標」に対する「目的」がブレないため、
成果と結果を早く得ることができると考えています。
その「目的」の方向性がズレていて、成果を得られなければ
修正することも早く決断できます。
私たちが大切にしているのは、
【「目的」に対して、一貫性ある指導をすること】です。
コーチ間で一貫性ある指導を保つために、
トップコーチである私が、スタッフに指導方法を伝えているのです。
また、指導内容や方針を保護者に理解してもらう為にも
ブログやクラブ内通信などで伝えています。
もし、私たちのようなコーチとお父さんお母さんのアドバイスが違えば、
迷いが生じて成果が表れるのが遅くなるかもしれません。
なので、子供の成長を願うのであれば、
子供に関わる人(学校の先生、習い事の先生、テニスコーチなど)から意見を聞き、
自分だけの考えてはなく、周りからの意見を参考にすることをお勧めします。
多少我慢を強いられても、その道のプロの意見を信じることで
思い描いている子供の成長に近づく可能性が高くなると思います。
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