【佐藤】子供のプレーを楽しめない人とは!?

from 佐藤


佐藤僕の子供の頃、
毎日のように公園に遊びに行っていた。


その公園にはグランドがあり、
遊具もそれなりにあった。


そこでミニ四駆をやったり、
ビックリマンシールを交換したり、
キン消し(キン肉マン消しゴム)を自慢したり、


また、あやしげな森(草むら)もあり、
その中に探索に行けばいろいろなモノが・・・


そこには子供仲間だけの、
大人は誰一人いない「自由の場所」でした。

もちろん、危険もいっぱいあり、
ある時は骨折したり、川で溺れたこともあります。

でも、そこで僕たちは
「危険と安全の差」を学び、遊び方を覚えた気がします。

今でも「ふっ」としたことから思い出すのは、
僕が「自由な場所」から多くを学んだからだと思います。


今、そんな「自由な場所」は
「危険な場所」という印象があり、


今の公園では、
親の目の届く範囲でしか遊べないイメージがある。


その他にも、習い事ばかりで「遊ぶ」時間がなく
忙しい日々を過ごしている子供もいるかもしれない。


そんな中、テニスというスポーツを選び、
ルールの中で遊ぶ(プレー)ことを選択した子供達が戦っている。


そんなことを考えながら
11歳以下男子シングルスの試合観戦をしていました。


何故なら、そこでも子供達の「自由な場所」が
奪われている気がしたからです。

子供達はテニスコートの中で
自由にプレー(遊ぶ)しています。


なのに外野からジャッジやポイントが間違っていることや、
試合中にアドバイスをしている人もいました。

また、過度な応援をしている人もいたり、
戦っているジュニア達以上に気持ちが高ぶっている人もいます。

もちろんジュニア達が経験が浅ければ、
サポートしている人も経験が浅いのはわかります。


ただ、子供達がみつけた「自由な場所」を
大人が邪魔をしてはいけない。

見守ることが大人の役目!!だと僕は考えています。

そこに無理矢理大人が割り込んで行けば、
テニスコートが「自由な場所」だと感じれなくなり、
その場に行くことをイヤになるという結果になるかもしれません。


きっと、バーンアウト(燃え尽き症候群)になってしまうのは
自分にとって「自由な場所」と感じられなくなった時かも・・・


関西大会で感じる事がなかったことが
県ジュニア11歳以下の試合で発見があった。


数日後に始まる全日本ジュニアでも
新しい発見があることを期待しています。


追伸その1

【全日本ジュニアテニス選手権】
8月9日(土)14歳以下女子シングルス
8月13日(水)12歳以下女子ダブルス
ユニークスタイルの選手が出場しています。
時間が空いていれば、観戦に来てあげて下さい。


追伸その2

ちびっ子合宿でも、非日常生活の中から
「自由な場所」を見つけ、多くを学ぶことができると思います。

ちびっこ合宿現在、参加者募集中です!メールにてお申込みください!
2014summer
2014年8月6日12:00 | ■ 佐藤コーチ, 指導方針, 試合レポート

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