【佐藤】親・指導者がやっちゃう失敗例

from 佐藤


「先回り」をし過ぎること。


先回りし過ぎると
「褒める」より「叱る」が増えます。


先回りし過ぎると
「自発性」より「指示・命令」が増えます。


大人の気持ちの中に
「期待」が膨らんでいるからです。


やるなら本気で頑張ってほしい。
この子ならトップを目指せられる。
プロになってほしい。


そんな期待が大きくなると
過度な先回りをしてしまう。


これが僕たち大人が子どもに対して
失敗する原因になります。


その繰り返しで
お互いが頑張ることに疲れます。


そこで必要になるのが
「積極的無関心」ってやつです。


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でも、大人が子どもに伝えるのは
勉強でも、スポーツでも、何でも
基本的には「先回り」です。


同じ失敗をさせないため
目標に対して遠回りさせないため
間違った行動をさせないため


ここでは敢えて
「させないため」としました。


でも、子どもはみんな
「します」です。


要するに
期待を裏切るのが子どもです。


そして、失敗、後悔、罪悪感など
経験することで


大人が先回りして教えたことの
大切さを学ぶと思います。


そうすることで
先達者の話を聞く姿勢が身に付きます。


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イチロー選手がインタビューで


最近は情報量と知識が多いので、
最短距離で目標まで到達できる可能性のでは?


という質問に対して


「無理だと思います」と
ハッキリ言っています。


失敗しないで、全くミスなしで
そこに辿り着いたとしても
深みが出ない


遠回りすることがすごく大事


無駄なことって
結局、無駄じゃない


この「深みが出ない」ってのが
「人としての魅力」かなと思います。


遠回りしたことが無駄な時間ではなく
その経験も貴重な時間だと考えること。


それも教えるのが大人だと思います。


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その教えが「積極的無関心」です。


何をするってわけではなく
見守ってあげるだけです。


落ち込んでいる時には
寄り添ってあげるだけです。


でも、何でもかんでも
無関心はダメなので


その立場の取り方を
大人が学ばなければならないと思います。

2024年4月10日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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