【過去ブログ】イジメはなくならない。

from 佐藤


ちょっと前、
先生が先生をイジメる
問題がありました。


イジメ撲滅を目指しているのに
子どもだけでなく大人社会にも


「パワハラ」「セクハラ」など
子どもとは質が違うイジメが発生します。


子どもの場合は
「仲間はずれ」「シカト」などが
子どものイジメの特徴だと
言われています。


その多くが
子どもにしても大人にしても


イジメは無自覚でしている
可能性が高いそうです。


ということは
イジメはなくならない
ってことになります。


では、なぜイジメが起きるのか?


ある本では「防衛本能」だと
言われています。


自分を守るために
相手を攻撃する本能が


間違った形で表れるのが
イジメだと言っています。


また、それが環境によって
起きる可能性が変わってくるそうです。


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実験で、2グループを
同時で離れた場所でキャンプを行い


最終日にグループ対決の
ゲームを行った際


「相手」=「敵」となり
そのグループは敵対心が強くなり


キャンプ後には
仲間になる様子はなかった。


また別の2グループは
同時で離れた場所でキャンプを行い
食事だけは一緒に取ったそうです。


同じように最終日に対決しましたが
「相手」=「敵」ではなく


相手をリスペクトする姿勢があり
ゲーム後は仲間になったそうです。


環境を少し変えるだけで
相手に対する意識が変わってきます。

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僕はイジメは
なくならないと思います。

悪意のあるイジメは
抑えることが出来ますが


無自覚のイジメは
なくならないと思います。


ただし、無自覚のイジメは
イジメてしまっている側だけでなく


それを受け取る側にも
問題があります。


少し考え方を変えれば
テニス(スポーツ)も
相手をイジメてます。


弱点を見つけて、相手を崩して
自分に有利になる展開を作ります。


技術的な部分を攻めたり
体力的な部分を攻めたり
精神的な部分を攻めたり


相手を追い込んで
自分の理想を作っていく。


僕はそれが楽しくて
テニスをずっと続けてきました。


そう考えるとユニーク内では
黒田コーチが一番のイジメっ子です。


誰よりも相手を追い込んで
自分の理想を作っています。


大切なのは、
逆の立場も経験するってことです。


相手に攻められて
イジメられます。


スポーツではそうなった場合に
どう対応するかを学びます。


自分の力不足を認めて
努力するしかない場合もあります。


でも、相手が
故意に自分をイジメている
とは思わないはずです。


スポーツをしていて
正しいスポーツマンシップを学んでいれば


相手を故意に
イジメることもなく


イジメられていると
勘違いすることもなく


相手ではなく自分が
変わらないといけないと
学ぶことが出来ます。


と僕は思います。

2021年4月28日10:14 | ■ 佐藤コーチ, 指導方針, 過去ブログ

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