【メルマガ】どんなに練習しても必ずミスをする。
今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。
●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2012年10月10日号
今回は子供の試合を観て、
「なんで?」「どうして?」と感じる事について考えてみました。
子供の試合を観て、
こう思われた事はありませんか?
「なぜ、チャンスボールをそんなにミスをするのか?」
「なぜ、そこでダブルフォルトをするのか?」
「なぜ、そこで無理矢理打ち込んでしまうのか?」
今日はその原因について考えてみました。
結論から言えば、「判断力不足」です。
多くの時間を掛けて多くのボールを打っても
多くの技術的なアドバイスを受けても、
必ずと言っていいほどミスをします。
要するに「完璧な技術は身に付かない」のです。
なので、ミスが多かったからといって、
「打ち込み」や「サービス」の練習をしても結果はあまり変わりません。
ミスを減らす為には「判断力」を養い、
状況に応じてプレーすることです。
その「判断力」を養う為には
「理解」と「経験」がポイントになります。
持っている力を出し切れないジュニアは
「勘違い」をしていることが多く、
「チャンスボール=決めないといけない」
「チャンスボール=速いボールを打たないといけない」
「ファーストサービス=速いサーブを打たないといけない」
「セカンドサービス=絶対に入れないといけない」
など、間違ったイメージを持ってしまっている事が多く、
結果、ミスが多い試合になって負けてしまうのです。
その「勘違い」を正す為に「理解」が必要です。
例えば、、、
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【チャンスボールとは】
高い打点やタイミングが取りやすいボールで
自分に有利な状況になり、相手を追い込むことができるチャンス。
チャンスボールは決める事が重要ではなく、
相手をコントロールして、次のプレーが予測しやすい状況を作ること。
【ファーストサービスとは】
「ファースト=速い」という意味ではなく、「一球目」という意味であり、
球種、コースの選択肢があり、レシーバーに対して有利な状況。
レシーバーは判断に迷いが生じやすく、ファーストサービスの確率が高くなれば
相手のレシーブミスも増える可能性が高い。
【セカンドサービスとは】
ミスをすればポイントを失う状況。ファーストサービスより選択肢が減る。
セカンドサービスを打つ機会が増えれば、
サービスを打つ回数が増える事で体力も消耗する。
また、球種が限定されやすく
相手のレシーブミスが減る可能性が高い。
ただし、サービスは自分のリズムで打てるショットなので、
相手より有利な状況には変わりがない。
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などの内容を子供たちの理解度、語彙力に合わせて伝えれれば、
「勘違い」を防ぐ事ができるはずです。
この「勘違い」を生み出しやすい原因は
「球出し練習」や「打ちっぱなし練習」の弱点の部分だと考えます。
そこで、もう一つ重要なのは「経験」です。
ここでの「経験」は「ヒッティング」を示唆します。
打ち合う事で頭で理解したことを体感することができます。
「球出しの練習」や「打ちっぱなし練習」ではなく、
「ラリー練習」や「ポイント練習」などの「活きたボール」を打ち合う事だけで、
試合に勝てるようになるかもしれません。
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