【佐藤】「覚悟」の基準って、人それぞれ。

from 佐藤


先日、全仏オープンが
ジョコビッチの優勝で終わりました。


僕はチチパスの雰囲気
見た目・立ち姿・プレーなどが好きで
応援してましたが


3セット目からのジョコビッチが
ただただ凄かった。


そのジョコビッチを支えたのは
小さな子どもの応援&アドバイスがあった
というニュースは微笑ましかったです。


また、その後のニュースで決勝直前に
チチパスは祖母が亡くなったことを
インスタで明かしていました。


・今までの経緯
・初めてのグランドスラム決勝


多くの時間を費やして
ここまで辿り着き


そこに
・祖母との別れ


どんな心境で、どんな覚悟で
この決勝戦に臨んだのか?


すごく気になるところです。


この「覚悟」というのが
今日のキーワードです。


特に中学生になると
この「覚悟」を問われる場面が
多くなると思います。


それが「勉強」と「テニス」の
取組み方についてです。


まず、「覚悟」することは
ほとんどの子が出来ません。


覚悟する状況になることが
少ない
からだと思います。


小学生の時に
毎日テニスをすると決めた子は


「覚悟」を経験して
その成果も経験しています。


でも、中学進学時に
勉強との両立を目指して


どっちも中途半端になることを
経験する子が多くいます。


小学生の時は上手くいって、
中学生になると上手くいかないのは


「覚悟」の経験不足です。


「覚悟」するってことを
何度も繰り返して


自分が求める成果に必要な「覚悟」が
どのラインかを見極めること


これを学ぶことで
成果を出しやすい行動力が
身に付くのだと思います。


中学生になると目標の差が
行動の差に表れてきます。


世界を目指している子は
迷いなくテニスを頑張ってます。


そのスキマ時間に
出来る限り勉強します。


でも、ほとんどの中学生が迷います。


テニスを頑張ってるけど
勉強もやらないと・・・ってなります。


でも、勉強中心に頑張っている子に比べたら
テニスをやりながら勉強しても追いつけない。


また、テニスでも
迷いなく頑張っている選手と
どんどん差が広がっていきます。


それを「勉強しないといけないから」という
理由で誤魔化そうとします。


その原因が結果主義だからです。


・テストの点数が悪かったら、、、
・志望校に合格しなかったら、、、


この悪い結果を回避しようとしているだけで
「覚悟」とは程遠い想いですね。


こうなる理由は「失敗できない」と
思わせてしまうからです。


テニスも勉強も基本同じで
結果なんてどうなるかわかりません。


ただ、やるべきことは
どんな取り組みをするのかを決めて
迷わずに頑張ってみることだけです。


そして、得たい結果が得られたなら
その判断が正しかったことに自信を持ち


得られなかったら
その判断を振り返って次に活かせばいい


その繰り返しを続けることが
大切だと考えています。

2021年6月16日11:05 | ■ 佐藤コーチ

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