【佐藤】子どもの成長に必要なのは?

from 佐藤



・うちの子には能力がない
・血筋が私たちだから



と決めつけてしまい
常にスポーツと学業の
バランスを保つパターン



・子どもに才能があるものを探す
・子どもに色々経験がさせたい



そう考えて
多くの習い事をして



その中で周りより秀でたものに
力を注ごうとするパターン



この2つのパターンに
落とし穴があります。



これをしていると
辿り着けないモノがあります。



そのマジックナンバーが
「10,000時間」です。



10,000時間の法則 というのは
一つのことを極めるのに
必要な時間



と言われています。



天才を作り出したのは
生まれつきの特異な才能ではなく



圧倒的な練習量が
あるからで



そのマジックナンバーが
10,000時間なのです。



ただし、この10,000時間は
証明されたものではなく



あくまでも基準の一つだと
僕は思っています。



でも、10年以内に
この10,000時間も費やすことが
出来た人は



3000時間、5000時間など
ある程度の積み重ねの最中に



ブレークスルーを
起こしている可能性は高いと
僕は考えています。



また、その経験をした人は
次、短い期間でブレークスルーを
起こす可能性が高いです。



そこで、10,000時間を
ユニークスタイルで
シュミレーションしてみました。



1年生~
エントリー:週1回×1年間=40時間



2年生~
エントリー強化:週2回×1年間=128時間



3年生~
チャレンジャー強化:週3回×1年間=192時間



4年生~
アカデミーCD:週4回×2年間=768時間



中学1年生~
アカデミーAB:週5回×2年間=1440時間



2568時間になるので
1/4費やしたことになります。



この練習時間に加えて
自主練習や大会を含めると
 約3000時間くらいですね。


ちなみに



14歳以下の
全国レベルの選手は



5,000時間近くは
費やしているはずです。



ここまでくると
テニスを最優先しないと



時間を確保するのは
難しいと思います。



結論、頑張っても
ユニークスタイルでは
5,000時間程度。



もう一度伝えますが
「基準の一つ」です。



ですが、20年間、
育成コーチをやってきて
実感しているのは



3ヶ月間で
150時間を費やした時



そのスケジュールを
継続した時



周りから
「変わったね(成長したね)」
という声があることが多い。



外部コーチとして
中学部活動を指導している時も
感じたことですが



全国大会などで
結果を残している
部活の多くが



この条件を超えていると
感じました。



小学生~中学生までの
成長に必要なのは



「費やす時間」だと
考えています。



ですが、中学生からは
学業も大切になります。



なので、小学生の間に
経験することをおススメします。


2020年3月21日15:00 | ■ 佐藤コーチ

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