■奈良県ジュニアテニス選手権

ユニークスタイルの佐藤です。
佐藤卓也_顔写真 今日から奈良県ジュニアテニス選手権が始まりました。
この3ヵ月弱を指導してテニスに対する姿勢や
技術・体力の変化を少しずつ感じてきました。
そして、ユニークスタイルとして初めての奈良県内の公式試合であり、
どのような「成果」と「結果」が出るのか楽しみです。
しかし、早速ユニークスタイルの選手と対戦した保護者から
厳しいお言葉をいただきました。
それは選手の「ジャッジ」について。
今大会も「セルフジャッジ」で試合が進行します。
「セルフジャッジ」でプレーしたことがあれば誰もが
多くのトラブルを経験して、嫌な思いをしたことがあるはずです。
シングルスで「ボールを返すのがやっと」という状態で
「イン/アウト」のジャッジなどできたものではありません。
ダブルスで「ラインギリギリになったボール」を落下地点から
遠いパートナーが「アウト」のジャッジをするのは納得できるものではありません。
きわどいボールを「アウト」とコールし、相手プレーヤーに”ムッ”とされ、
お互い気まずい思いをしたこともあるはずです。
その問題は選手同士だけでなく、保護者またはクラブ間で
気まずい関係になる可能性もあります。
その原因が「セルフジャッジ」だと考えています。 本来、スポーツが成り立つのは
【選手】【対戦相手】【審判】がいて行われます。
「セルフジャッジ」は【審判】を選手同士に委ねた形になり、
本来のスポーツとして成り立たないと思います。
しかしテニスのルールにある以上、受け入れなければなりません。
ただ、その「セルフジャッジ」を
ジュニアたちが完璧に出来るとは僕は思いません。
なぜなら、人としても選手としても未熟だからです。
未熟だからこそ私たち指導者がサポートをしているのです。
もしかしたら、目が悪いだけかもしれません。
しかしセルフジャッジで揉める多くは、競っている時や試合の終盤など
感情的になり我を失い、ミスジャッジをしてしまうことです。
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過去には指導していた選手と、今ではオリンピックに出場する選手と対戦した時、
相手選手のジャッジが悪く、レフェリーが立ち会うこともありました。
それは試合に勝ちたい気持ちが強くなり、
・アウトボールと思い込んでしまう
・願望が強く、口走ってしまう
などが原因ではないかと思います。
もちろん故意にしていた可能性がありますが、
それを私たち大人が疑ってしまってはダメです。
結局、その試合は気持ちいい試合ではありませんでした。
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しかし、どんな形であれ正しい方向に導くために
どうしたらいいのかを考えてあげるのが大人の役目です。
周りの大人のサポートのおかげで、
今ではオリンピック選手です。
あの時は未熟なジュニアでしたが、
こうして成長できるのです。
その想いを今回の対戦相手の保護者から強く要求されました。
僕たちの指導力不足で招いた問題が、
指導している選手、対戦相手、関わる方たちの
期待に応えることができなくて、本当に申し訳ない気持ちです。
経験上、こうした問題は試合会場で起きることがほとんどです。
その状況に遭遇した場合の対応力を確認するために、
僕たちは試合会場に足を運んでいます。
技術的な指導やゲーム分析だけでなく、
「試合会場での過ごし方」
「試合態度」
「問題解決力」
などを含め、試合会場でしか観ることができないので
試合会場に足を運ぶのも指導の一環だと考えています。
今後も、試合会場に足を運び、
しっかりと自分の目で自分の育てた選手を見ていくつもりです。
2012年8月1日00:49 | 指導方針

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