【佐藤】罰ゲームってどうなの?

from 佐藤


僕の結論から言えば、
楽しく出来るのなら「あり」です。


あと、「罰ゲーム」って言葉が
印象を悪くしている気がします。


罰ゲーム=トレーニングのイメージになる。
罰ゲームでするランニングは意味がない。
罰ゲームでコート整備なんて教育によくない。


だから「なし」っていう話になることがあります。


僕はボール拾いに時間がかかり過ぎたら
ランニングだぁ~!!ってやります。


そのランニングをすることが重要ではなく
早くボール拾いを終えれば、次の練習が早く出来る。
それに気付くことが目的です。


なので、「動機付け」として
何かを課すってことを付け加えているだけです。


ただし、そんなことを繰り返していたら
「動機付けがなければ動かなくなるのでは?」ってなります。


2つ考え方があります。


——————————-


1つ目、人ってそんなもんじゃない。


理想を語れば、動機付けがなくても
自分で目的・目標を決めて行動することですが


それを自分でやっている人って
大人でも少なくないですか?


例えば、
大人とテニスをしているジュニアだと、、、


【目的】
大人:生活のため =子ども:強くなるため


【目標】
大人:お金をもらう=子ども:練習をいっぱいする


【動機付け】
大人:仕事する  =子ども:ボールを拾う


仕事に遅刻したら、減給するぞ!!
ボール拾いが遅いと、ランニングするぞ!!


って言うのは、、


仕事のスタート時間が遅れないこと
次の練習を早く始めること


目標を達成するためなので
同じことですよね?


気付けば、大人と子どもでは
やっていることが違ったとしても


何かしらの動機付けがあることで
行動していることが多くあるってことです。


——————————-


2つ目、いつかは習慣化される。


厳しい動機付け(罰ゲーム)があれば
遅刻すること、早くボールを拾うことなどは
当たり前になると思います。


でも、その恩恵を感じることが出来るようなれば
他者(上司、コーチ)からの動機付けがなくても
行動するようになります。


遅刻しないで仕事をしていたら評価が高くなり
仕事でも成果が達成されてお給料がアップした。


早くボールを拾って練習量が増えることで
スキルアップして勝てるようになった。


恩恵を感じること、それに気付くことを
僕はセンスだと考えています。


成果を達成する人、周りとの競争を勝ち抜く人って
その力を持っている人だと思います。


ただし、「働きアリの法則」と同じで、、


20% 動機付けが無くても動ける人。
60% ある程度の動機づけがあると動く人。
20% 厳しい動機づけがないと動かない人。


ってがグループ内で作られる気がします。


なので、この60%にあたる人たちを
コントロールするかが重要になってきます。


何事も上手くいく人って
自分の基準をしっかり持っている人。


上手くいったり、上手くいかなかったりする人は
周りの人や環境に影響されやすい人。


なんかいつも上手くいかないなぁって人は
いつも他人まかせの人。


そんな気がします。


——————————-


なので、「罰ゲーム」という表現が
悪いイメージを持ちやすいので
「動機付け」と言い換えます。


その上で、
「動機付け」は「あり」だと考えます。

2022年10月22日10:00 | ■ 佐藤コーチ

お気に入り登録


問い合わせ