【佐藤】子供たちが楽しめる練習を本気で考える。

佐藤卓也from 佐藤


土日のエントリー・チャレンジャークラスは
定員いっぱいになり、いつも賑やかです。


でも、ちょっとだけ賑やか過ぎて
自由人がいるので、たまに叱ります。


一度二度は注意をして、
三度目以降はほとんど注意をしていません。

練習の邪魔にならなければ
自由に遊んでいてもいいと考えています。

経験上、1人遊びが飽きて、
みんなの輪の中に戻ってくるからです。

そのみんなの輪に戻りたくなるような
雰囲気を作るのが僕たちコーチの仕事でもあります。


エントリークラスでは、時間が短いので
いつも何をしたら楽しいのか考えています。


考えた結論は、「打つことが楽しい」

なので、思いっ切り打って
「フェンス越え」にチャレンジしたりします。

でも、子供用のボールなのでそんなに飛びません。
なので、フェンスなんて超えられないことを僕は知っています。


しかし、みんなは本気で
フェンスを越えようとチャレンジしています。


そのチャレンジをホメて、
「もうちょっと!!」とあおり、その気にさせたりしています。


チャレンジャークラスでは、
基本練習を少なくして、打ち合いばっかりしました。

最後には5vs5の団体戦を行い、
負けたチームは「地獄ダッシュ」が待っています。


ベースラインからサービスラインまでダッシュして戻る。
ベースラインからネットまでダッシュして戻る。
これで1セットです。


それを負けたチームには最大10セット課せられます。
たぶん、本気で嫌だったと思います。


その分、いつも以上に真剣に相手コートに打ち返し、
いつも以上にボールへの執着心がありました。


仲間への応援もあり、仲間への文句もあり、
それなりに面白い練習になったと思います。


ここでポイントなのは
全員「地獄ダッシュ」を経験することです。


その方法は僕の球出しにあります。


誰がミスりやすく、誰が上手く返球するのか?
誰がすぐにやる気を無くすのか?
誰なら厳しくても頑張るのか?


接戦になるように、
球出しからゲーム全体を支配することが僕の作戦です。


ただ、ゲームをするだけでは
力の差があり楽しめない子もいます。


そこをみんなが楽しめるように工夫するのが
僕の仕事になります。

子供たちに本気になってもらうように、
子供たちを観察しながら考えて指導をしています。


今後も「地獄ダッシュ」をちょくちょく登場させ、
全員に経験してもらいながら練習を楽しみたいと思います。

2016年9月12日14:58 | ■ 佐藤コーチ

ブックマーク


問い合わせ